私の妊娠と流産の話①

この記事を書いている今、私は流産をして1週間になる。忘れない内に今の気持ちを書き留めておきたい。

流産をして1週間。

もはや時々痛む腹痛も身体のだるさもなくなった。気持ちが晴れず、漫画や本も沢山よんだ。正直、泣き疲れてしまったし、在宅勤務や休暇をとった1週間に溜まった仕事を片付けることにも必死だったから悲しんでばかりいられなくなったのが現実である。もし時間に余裕があったら、こんなにあくせくしなくてもよかったのだろうけど、時間のある分悲しみに浸かりすぎて立ち上がれなかったかもしれない。

実際に我が子が出てくるまではかなり冷静に流産を受け入れていた自分がこんなに取り乱すとは想像していなかった。この時の気持ちはあとできちんと整理しておきたいけれど、今真っ先に書き留めたいのは、現在かかえている喪失感だ。

我が子を失った物理的な喪失感は、世の中には元気そうに振る舞う人が人知れず感情を押し込めて悲しみに耐えていたり。幸せな時ほど、周りに気遣いをすることの大切や想像力がいかに大事かを私に教えてくれた。(私が流産した日に出産した友達から幸せで満ち溢れたLINEがきた。誰も悪くないが、ダメージは大きかった)

しかし、このフェーズを超えた私にじわじわ近寄ってきたのは、妊娠期間に増加した体重による見た目の変化だ。妊娠するまでは毎日食事管理をしながら、パーソナルジムに週一回通い、近所のスポーツジムでもダンスのレッスンを週2回受けていた。運動する日は好きなものをたっぷり食べる生活を2年ほど送っていたので、バキバキに仕上がっていたわけではないが、バランスが整った体型だった。

学生時代から増えた体重を元に戻すまでに沢山お金もかけたし、太った自分が嫌で泣いていた時期もある。20代は体重増加と見た目が嫌すぎて現実逃避ばかりして浪費してしまったから、結婚が決まってから結婚式をするまでのこの2年間はカロリーコントロールとトレーニングに明け暮れてはいたものの今までで一番メンタルも安定していた。

それが、妊娠を期に体型が変化し動揺はしたけれど妊娠だから嬉しくもあった。しかし、流産をしたからには私に残ったのは太ったさえない自分だった。

まだ、運動もできない。子も失ったのに、自信もなくなった。また、デブの自分に向き合わないといけないなんて。やっぱしんどい。

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