「東北みらい展」へ②
岩手県内の木工作家を中心にした展示会「東北みらい展」へ。
大槌町文化交流センター「おしゃっち」に行ってきました!
盛岡からの出店者である木のスプーン作家の「ぼの」と2度目の参加で、作家さんは全部で8名でした。
※私はモノづくりの作家ではないので、遠くから見守りながら、時々口出しして記録する人、として参加させてもらっています。
参加者は
雫石の「おりつめ木工」の和山さん
北上の「Wood works crando」の笠原さん
葛巻の「眞下木工所」の眞下(まっか)さん
大槌の「NRC Namiita Base」の井上さん
大槌の「らてん」の直子さん(天然石のアクセサリー作家さん)
盛岡の「W.Works」の宮野さん
盛岡の「ぼの」(カトラリー)
奥州市(シャドウボックス)のお姉さん
↑名前を失念してしまいました。すみません。
※他には材木屋さんで東京納材の大石さんがいらっしゃいました。
以下、2度目の参加で感じたことメモです。
作品にはその人らしさが出るが、まだまだ燻っている若手の作家さんもいらっしゃるなぁ...
作家さんは見た目は穏やかに見えるけど、炎のように熱い心を持っておられます。
今回は作家さんの本音の部分が聞けたのが嬉しい…
木工作家 I さん:「本当はこうゆうのが好きなんです。でも、曝け出すのが怖い。」
私:「本当に好きなら、誰も真似ができない作品ができるんじゃないかなあぁ...次回、その作品見せてください!」
その作家さんは女性ですが、骨や骨格が好きなんですよ…とのことで次回作がとても楽しみです。
この日は外が暑いからか、来場者がそこまで多くなかったけれど、作家さんと話すのが貴重な時間でした。
(隣の多目的ホールではカラオケ大会で歌謡曲が時々聴こえてくる。
参加者の方々はかなりご高齢だけどエネルギッシュで、杖をついたおじいちゃんが井上陽水のリバーサイドホテルを歌い始めた。それも大槌ならでは...)
話しながら、大槌で参加することの意味を考えさせられる。
売りたいだけなら、たくさん人がいるところで販売するはず。
それが、おりつめ工房の和山さん(みらい展の代表)が、若手の作家さんに考えさせたいことだと思った。
地元の人のためのモノづくりとは?
15年前プロダクトデザインを学んでいた学生の時に先生から「デザインはプレゼントなんだよ」と教わった。老若男女集まる場所で、自分はこの場所で何ができるのか考える。
それも大槌でしかできなことが必ずあるはず。
などと考えながら、、
今回の展示では、実験的なことを和山さんにリクエストして、地元の方に木工を楽しんでもらう体験ができないかと、ワークショップのブースを設けるお手伝いをしました。
まっか工房さんは、かんなくずでバラを作る体験、おりつめ工房の和山さんは木の端材を自由に組み合わせた作品を作る体験ができる。
告知をしていなかったのにも関わらず、2歳の女の子も補助付きではあるが作ってくれた。
嬉しい...
おかげさまで、
次回の9月1日の展示でもワークショップを開催します!
そして私の勝手な提案で、作家さんの人となりが分かる書籍を展示してもらうことにしました。
モノづくりをする上で、参考にしている書籍や尊敬している人、息抜きに読んでいる本など、本から読む作家さんの人柄が見えるのが面白いのではと思い、9月1日は作家さん手作りのブックスタンドと推しの本の展示もする予定です(笑)
木工作家Mさん:「俺、漫画しか読まないっすよ…」
私:「それ、面白いから漫画を展示してください(笑)」
9月1日、お楽しみに!!
☆最後に御礼☆
思いがけず、矢巾町にある産技短の建築科の同期である熊谷さんにお会いしました。
現在、手のひらサイズのお地蔵さんや猫など、ノミで彫って制作されています。制作で悩まれているご様子でしたが、お仕事のこと、作品作りのことを聞き、紆余曲折あり再会できました。新たな繋がりができたことに感謝です。
お出でくださったお客様、大槌の皆様、作家の方々、おしゃっちのスタッフの方々、たくさん繋がりができる場所、おしゃっちにありがとう!!
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