上手くなったのは海老の殻むきだけ。

あたしのパートで得たいらんスキル。
海老を100尾くらいすごい速度で殻むけるけどさ、家庭で海老100尾使わんよ。
だから旦那氏に褒められたいけど一生披露する日はこないスキル。
それ以外これといって得たスキルないけどさ、海鮮もう見たくないよってなってる。
唐揚げ屋で働いた時も大好きだった唐揚げが見たくもない存在になったもんな。
人も食べ物も好きでいれる距離ってあるんだなぁ。
浅いし深いし浅い。

旦那氏には適当にパート選ばずに時間かかってもいいから自分に向いてるかとかしっかり考えて選んだら？って助言もらったけどいつも考えるより先に気づいたら応募しちゃう。
だから興味もなければ一生覚えられそうにもないトレカのお店で働き始めたりしちゃう。
ゲームやったこともなければアニメも見ないから遊戯王もポケモンもなんもわかんなかった。
わかんないまま働いてわかんないまま辞めてあれは一体なんだったんだろうってなってる。
でもきっと店長達もそう思ってる。
あの時はごめんなさい。

本当はアパレルとか雑貨屋とかで働きたいけどさ、土日祝ごめんけど旦那っちといたいから働けない。
でもそんな従業員なら私はいらない。
だから明日もあたしは海老をむきます。

毎回海老むしってると1匹1匹の海老の人生に想い馳せちゃう。
殺しちゃってごめんねって謝りながらむしってます。
冷凍の頭なしの海老だから初めから殺害後だけど。