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二番煎じが成功の元

ものづくりをしていると、人と同じではしょうがない、とか、そんなのもう誰かがやっているから自分はやりたくない、といった意見が多くあるのではないでしょうか。
私も以前はよくそう思っていました。
そして見たことのないアイディアが思いつくと、自分は天才かも知れないと思い嬉しくなる。
誰も思いついたことのないことを私が思いついた!と得意になる。
そんな感じです。

でも、それは違ったのです。
新しいアイディアだと思っていたのは既に誰かが試して失敗していたもので、だから世に出ていなかっただけのこと。
成功するアイディアというのはお決まりのパターンがあり、それを世の中の人たちは求めているのです。

映画でも必ずピンチがあって最後は感動、ハッピーエンド、そんなのありきたりでお決まりパターン、と思うかも知れませんが、みんなそんな話が大好きでしょ?

結局最後は泣かせてほしいし、幸せな結末を望んでいる。
それが世の中の本音です。

だからこそ、二番煎じを怖がらず良いところは積極的に真似する必要があるのだと学びました。

下手なプライドで自分だけのオリジナルストーリーで勝負しようと思っても、
それはとってもつまらない話になることは目に見えています。

中学生の頃に小論文の書き方で習った、起承転結。
問題定義をして、例を出して、一度話を覆して、最後は説得力のあることを書いて締める。

ほとんどの話や物語は、これさえわかっていれば面白くなるんじゃないかとも思います。

賢い人の考えたやり方で、とことん真似させてもらって恩恵を受けましょう。

それが現代を生きる私たちの特権です。
過去に天才がたくさんいたおかげで、今の私たちの生活がこんなにも楽になっています。

天才に対抗心を燃やすよりも、それを賢く使って更に面白いことをする。
そんな生き方の方がワクワクするなーと思いました。

綺麗事ばかりであくせく働いていた過去の私に教えてあげたい。

効率よく、頭を使って、楽をする。
楽することを怖がらない。
そんな考え方も大事だなと思います。

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