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生きづらさを抱えるタイプの人間の就職活動におけるブランクと、その言い訳についての散文

「オリオンをなぞる」を聴くと、ニート・ひきこもり系のフリースペースに通っていた時期を思い出す。
仲間たちと遊びまくってめっちゃ楽しかったあの頃、きっとハイテンション状態だったんだろうな…。

モラトリアムというか、何もせずにひたすら遊んでいた期間を長引かせなくて良かったなあとつくづく思う。障害者枠の求人でも、その1年半のブランクについて何をしてたのか?って説明が面倒で…。「デイケアに行って体調を整えていました」ってことにしていたんだけど、同じような立場の人たちがいるフリースペースには行ってたからそこまで遠いことは言ってないはず。多分。
一般人はブランクなんてないのが当たり前なんだろうな。そりゃ生きづら系と相容れない訳だ…。

なんだかんだ現実的には、ブランクが空きすぎると仕事に就くのが厳しくなるんだろうなあと。10代に不登校からの20代ならまだしも、30代超えていくと上司が年下ってパターンも増えてくるだろうし。20代ならミスしてもまだ若いから…で許される。年齢上がってくると、多分反応が厳しくなる。

友人の中で、支援機関が行政関係の短期間バイトを紹介してくれたおかげで、それを職歴にして働いている人がいる。これは支援の成功例だなと。
ニート等の生きづらいタイプには、訓練より実践、学びより経験、学歴より職歴の方が役に立つ。マジで。もちろんできる範囲で、だけど。

もし働いてなくても、何かボランティアするとか、勉強するとか。実際に仕事につながるかはともかくとして、ブランク時期の穴埋めとしてなにかしらをしていることは大事だ。
何をしていたか、人に話せない状態はとても心細い。自信がない。それは辛いことだ。

だから、就労移行に行ったことは自分の人生の中でとても良い選択だったんだな、と思う。
就労移行への通所って、学びや訓練をする場に所属できるというメリットがあるけど、それにプラスしてブランク期間に何をしてましたか?に答えるための説明に使えるのが大きいのかな、と

個人的に、再就職手当もらいつつ仕事探してました!ってブランクに対するサイコーの言い訳になるなって思う。
雇用保険に入れてもらえるちゃんとした会社で、再就職手当をもらえるぐらいの期間は働けてて、しかもまだ失業してから手当をもらえているぐらいの期間しか経ってないという。

求職活動において、人に「〜してました」って話せることをやっておくのが大事なんだなあと思う。仕事に就く上で上手いこと嘘をつく能力は大事。事実と離れすぎてはいないけど、大袈裟に良い感じに表現できるスキル。
まあ、就職した後は分からんが。

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