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肝代謝型薬物と腎排泄型薬物

こんにちは!薬剤師ポンです。
今日のテーマは「肝代謝型薬物と腎排泄型薬物」です。

それぞれの特徴について深堀りしてみました。
学生時代や業務でもちょこちょこ聞く言葉ですね。
腎機能など見ながら薬の量を調整したりすることも・・
ではいってみましょう!!

肝代謝型薬物と腎排泄型薬物とは?

おおまかに「肝代謝型薬物」「腎排泄型薬物」について解説します。
「肝代謝型薬物」:主に肝臓で代謝される薬
「腎排泄型薬物」:主に腎臓で排泄される薬
という違いです。

尿中未変化体は?

「肝代謝型薬物」:尿中未変化体排泄率40%以下
「腎排泄型薬物」:尿中未変化体排泄率60%以上

どんな薬がある?

「肝代謝型薬物」
デシプラミン
プロプラノロール
メトプロロール
アミオダロン
カルバマゼピン
モルヒネ
ARB

「腎排泄型薬物」
アテノロール
シメチジン
ドネペジル
プレガバリン
メトホルミン
レボフロキサシン
ACE阻害薬

それぞれの特徴は?

「肝代謝型薬物」と「腎排泄型薬物」のそれぞれの特徴についてまとめてみました。

消化管吸収は?

「肝代謝型薬物」:高い
「腎排泄型薬物」:低い

初回通過効果は?

「肝代謝型薬物」:受けやすい
「腎排泄型薬物」:受けにくい

肝臓への負担は?

「肝代謝型薬物」:あり
「腎排泄型薬物」:少ない

腎臓への負担は?


「肝代謝型薬物」:少ない
「腎排泄型薬物」:あり

肝疾患時血中濃度は?

「肝代謝型薬物」:不明
「腎排泄型薬物」:変化なし

腎疾患時血中濃度は?
「肝代謝型薬物」:変化少ない
「腎排泄型薬物」:上昇

酵素阻害・誘導

「肝代謝型薬物」:影響多い
「腎排泄型薬物」:影響少ない

それぞれの特徴を理解することわかること

「肝代謝型薬物」、「腎排泄型薬物」のそれぞれの特徴を理解することで見えてくる、「気を付けなければならない事」があります。

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よかったら参考にしてみてね。

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