セブ島 語学留学 Day29~Day32

台風Ruby(ルビー)は進路を逸(そ)れてセブ島への大きな被害はなくなり、ひと安心ではあったが、台風の速度がとても遅いので、朝から空には雲が広がり・・時折、雨も降っていた。

昨日は日が暮れるまでColon(コロン)にいて、学校までの帰り道でナイトジプニーを初体験した。普段であれば週末のナイトジプニーは人がいっぱいで犯罪率も高いと言われていたけど・・昨日は台風の影響で外出していた人が極端に少なかったことも幸(さいわ)いして、コロンからのジプニーはオレたち以外、数名の乗客のみでほぼ貸切状態だった。初めてみるナイトジプニーは電飾ギラギラのド派手でカッコ良かった。ラテン系でとことん陽気で明るいフィリピンの国民性を象徴していた。外は電飾で明るいんだけど、車内はやっぱり薄暗い。日本との国民性の違いがココでも現れていた。

午前中にしっかりとテスト勉強を済ませて昼食後はカントリーモールへ両替に行ってきた。雨のジプニーだった。初めての助手席。これはドライバーさんと話しができそうだぞ。覚えたてのセブアノ語で挨拶してみた。

オレ『マーヨンオッド!(こんにちは)』
ドライバー『マーヨンオッド!アサニー!(どこまで?)』
オレ『カントリーモール!』

そうなんだよ。英語を勉強しに来てはいるけど現地の人達全員が英語を話す訳じゃないんだよなぁ。ここではセブアノ語が日常使われる言葉。当たり前すぎることを忘れていた。せっかくリアルなセブアノ語に触れられる環境にいるんだから使わないなんてもったいない。

助手席の快適さに味を占めたオレ。ドライバーさんとも言葉が交わせるし・・帰りのジプニーでも助手席は空(あ)いているかなぁ〜!? と少し期待したけど・・やっぱりモールからだと乗る人も多くて助手席は空いてなかった。

ダメもとで料金を回収している兄さんに聞いてみよう!

オレ『マーヨンハポン(こんにちは)』と言いながら助手席を指差してみる
兄さん『ホワット(待って)』と言われ、車内には入らずに最後尾のステップに立つように誘導された。
ジプニーが走り出して10分もしないうちに助手席の人が降りたのか!?兄さんに助手席に誘導された。他に座りたがってた人もいたみたいだけど・・

オレ『サラマァト(ありがとう)』
兄さん『スィギスィギ(OK!OK!)』

リーディングの先生に教わっていたセブアノ語が早速役に立ったぁ〜!
英語での会話だったら、ここまで表情が緩(ゆる)むことはないだろう。どっちかって言えばセブの男の人たちは、いつもムスッとした顔してる印象だったけど・・セブアノ語でやりとりしてる時はニッコリ笑ってた。

翌日のリーディングのクラスで先生に、そのことを話したらとっても嬉しそうだった。他にも色々と日常使われるセブアノ語を教えてもらった。

そして、レベルテストまで、いよいよあと2日となった。
レベルテストでは、次の4項目についてテストされる。

Listening(リスニング/聞き取り)
Grammar(グラマー/文法)
Reading(リーディング/読むこと)
Speaking(スピーキング/話すこと)

この中でオレにとって厄介(やっかい)だったのが・・Grammar(文法)とReading(読むこと)だ。どちらも語群からの選択問題と言うことで、学生の時の受験勉強を思い出しながら、ひたすらテキストと格闘する日々を送った。

やれることは全部やった。やり残した勉強もない。
ここまでくると意外にもドキドキした緊張感は消えていた。
ここまでやってダメならしょうがない!という開き直りと、ここまでやり切ったんだから悔いはない。という何かを悟ったような気持ちと自信だけが漲(みなぎ)っていた。明日のレベルテストが楽しみでしょうがない。

I CAN DO IT!(オレならできる!)

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