見出し画像

#セブ島 語学留学❗️Day7❗️

今日はセブ島に来てからの初めての土曜日。本来であれば土曜日の午前中の4コマは全て自習になるんだけど・・希望を出して、そこに空きがあれば何かしらのクラスを受けることもできる。この日は、偶然にも空きがあり、readingを2コマ受けられることになった。

自習の方が楽なように見えるんだけど・・・学校には自習室というのがあって24時間いつでも生徒は利用が可能な上に、自分の座席番号は入学した時からキチンと決まっているんだ。自習時間の時は先生が必ず一人教室に居て、何番の座席の生徒はこの日の自習時間に教室に居なかったという事はバレバレなのである。しかも自習時間も授業時間として扱われるので時間内の退出やトイレはNGだ。この規則を破ると・・卒業時に重いペナルティーが課せられるというわけ。なので・・4コマ全部自習時間よりは何かしらの授業を挟(はさ)みながら勉強した方が、気分転換にもなるのでオレはそうすることにした。土曜日の授業での先生は平日の担当先生とは違うので新鮮でもある。

この日のreading2コマは、ほぼほぼ雑談だった。日本にとても興味を持ってくれている人で、とても親切な先生だった。

”入学して毎日の生活はどうだぁ?” って心配してくれたり・・

”わからない事はなんでも聞いてくれよぉ!” と、気遣ってくれたり・・・

土曜日の午後は完全に自由時間になる。食堂で昼食を済ませて・・何しようかな!?って思いついたのが、町を歩いてみる事だった。しかも、賑(にぎ)やかな方向とは逆の・・閑散とした方向へ!

学校の正門でネームタグを見せて・・『外出してきます。門限までには戻りますので!』と伝えて学校の外に出るのだ。因(ちな)みに学校の門限は24時だったと思う。

学校の外に出た俺は、大きく深呼吸して外の埃(ホコリ)っぽい空気を一杯に吸い込んでは軽くむせながら歩き出した。目指す方向はこっち。目指す場所は特にない。疲れるところまで歩いていって、帰りは何かしらに乗せてもらって帰ってくればいいや!ぐらいな気持ちでいた。

歩くといっても、ここは舗装が行き届いた日本の道とは勝手が違う。歩道があるわけではないし・・どこからが車道なのかもハッキリしていない道を歩くには常に辺(あた)りをキョロキョロとしていないといけない。ボーっと歩いているとドブに落ちるかもしれないし・・最悪、ヤギだかロバだかの”うんち”を踏んでしまうかもしれない。あっちにも、こっちににもナチュラルなブービートラップが仕掛けられているようで、とってもエキサイティングな道のりだった。

”これこれ!こういう一寸先は何が起きるかわからない”  こういうスリルがないと旅は盛り上がらないからね。それに道を歩いていて、いろんな発見があったなぁ!

危険が一杯な道の安全な歩き方も習得したし・・

不規則に走ってくるバイクや車に轢(ひ)かれないように道路を横断するコツも掴んだし・・

お腹がキュるって鳴ってからのスムーズなトイレの借り方も体得したし・・

町の屋台でのスムーズなハンバーガーの買い方のコツも掴(つか)んだし・・

子供たちへの接し方も何となく分かってきたし・・

特にベンチなど気の利いたものが、全くない所での快適な休憩の取り方もマスターしたし・・

町中を走っているバイク、三輪バイク、サイドカー付きバイクのナイスなキャッチの仕方とその乗り込み方も少し慣れてきたし・・

さり気なく停まっているアメリカン・マッスルカーのオーナーへの効果的な誉(ほ)め言葉も分かったし・・

目的もなく寄り道しながら、歩きに歩いて見えてきたのは、隣町だった。町の名前は"BACAYAN"バカヤン!目的もなくただただ歩き続けた俺のことかいな!冗談ともホントとも取れるような面白い町の名前だった。さすがに帰りは歩きはやめて何かしらの乗り物をキャッチしようと辺(あた)りを見渡す。おやっ!?ジプニーが走ってないなぁ・・・見渡せば、薄暗くなりかけた夕方の道路を忙しく走り回っているのは、バイクの二人乗りか三輪バイクか小型バイクのサイドカー付きだけだった。オレの滞在している語学学校のEnglish Fellaまで走ってくれるのか?何台かのバイクに聞いてみたけど答えは、どの運転手もNO!だ。おいおい!オレどうやって帰る?まさか帰りも歩きかぁ?ってブルーな気分になっていたら・・先程のサイドカー付きバイクの運転手がやってきて・・『途中までで良かったら乗っていきな!その先は、多分ジプニーがあるはずだから・・』って言いに来てくれた。やったー!! 値段交渉をして・・早速、サイドカーに乗り込みたいけど窮屈でうまく乗り込めないよぉ〜!なんとか乗り込んで座ってみると・・暗いやら窮屈やら何も見えないやら・・何とも言えない不思議な空間だった。バイクが揺れること10分ぐらい。目的地に着いたようで運転手が教えてくれた。『あの辺で待ってればジプニーが来るはずだから運転手に聞いてみて。んじゃ!』って颯爽と走り去っていった。

待つこと30分。何やらジプニーらしき乗り物がプスッ!プス!いいながら走ってきゾォ! ジプニーが停まるのを待って運転手にEnglish Fellaまで乗せてくれるか?聞いてみた。『乗客がある程度一杯になったら発車するから、それまで待ってくれるならいいぜ!』って返事だった。発車を待ちながら日も完全に落ちて暗くなった町の景色を眺めていると、ちょっとしたノスタルジーな気分になった。なんか小さい頃のことを思い出すようだった。昭和の原風景と言うか・・決して派手ではないけれど・・こういう佇(たたず)まいのノンビリとした町も嫌いじゃないなぁ・・!!待つこと15分ぐらい。ジプニーはようやく出発した。なんて事はなかったジプニーが走り出して10分もしないうちにもう学校に着いてしまった。ジプニーの運転手が『ここだゾォ!』って止めてくれなかったら通過してしまうぐらいに灯(あか)りもなく目印もないただの壁があるだけの正門だった。運転手にお礼を言って正門をくぐったら、丁度、これから出かけようとしていたテツさんとリョウくんにバッタリ合ってしまった。『どっか行くの?』とオレ。『これから夜の街をブラつこうかと思って・・』とテツさん。『カズ3も行こうよ!』とリョウくん。

セブ島に来て7日目。やっと大人の生きた英語を学べるチャンスがやってきたぁ!門限まであと数時間はある。いざ!夜の繁華街へレッツゴー!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?