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#パラオ ロックアイランドでシュノーケリング‼️

パラオはダイバー天国と言われているぐらい、ダイバーにとって多種多様な生き物と遭遇できる特別な場所。一般的な観光客(ツーリストやリゾートファン)の間では、さほど知名度が高くないパラオも…「ここに潜らなくっちゃダイバーじゃないでしょ❗️」って言われるぐらいなダイビングスポットの王道中の王道なのだ。

数百の島々からなるパラオという国⁉️(島⁉️)

コロール島からペリリュー島までの間で形成されるロックアイランドについては…前回(ジェリーフィッシュレイクのオレンジ軍団)前々回(シーカヤックとミルキーウエイ)で、多種多様な生物が他の地域にはない特殊な環境下で生息していることを書いた。そんなパラオだが…島全体を囲んでいる環礁については、潜りを専門とするダイバー以外にはあまり関心を持たれていない。

パラオ島全体をグルリと囲む環礁(かんしょう)‼️

実は…パラオがダイバー天国である所以がココに隠されている。ダイバー天国ということは、シュノーケリング天国でもあるということだ。

後日、カープ島での体験ダイビングによって、実際にこの目で見ることになる環礁の外側。環礁の外側ってどうなっていたのか?…そこは一気に深海へと落ちていく水中の断崖絶壁だったのだ。初めて目にしたその光景は背筋も凍るほどだった。

でも、サカナたちにとっては断崖絶壁は、エサになるプランクトンが豊富なので、この上ないぐらい良い環境なのだ。しかもパラオは魚類発祥の海域(セレベス海)が近いことから、数百種類の魚たち、数千種類のサンゴたちが集まって生息する、とっても豊かな水中世界を作り上げてしまった。

シュノーケリングで見ることができるキレイな魚たちや色鮮やかなサンゴたちは、その中のほんの一部。それでも、場所によっては他の海ではなかなか見ることができない生き物たちを見れるのが…パラオ・シュノーケリングの醍醐味だ❗️

今回のシュノーケリングでは、ロックアイランドにある無数のシュノーケリングポイントから厳選⁉︎された…”セメタリーコーラルガーデン“ … ”マリンレイク“ …  ”ワンダーチャンネル“  の3カ所を巡った。

ボートはセメタリーコーラルガーデン!別名をパラダイスコーナーというポイントに到着した。

基本的に自由に泳いでくださぁ〜い!スタイルなので制限時間を目一杯使って海の中の生き物たちを見ることに専念した。ナポレオンフィッシュ(別名メガネモチノウオ)ダツクマノミなどが特に印象に残っている魚たちだ。

ナポレオンフィッシュは大型の海水魚だけあって、オレたちの存在など気にもかけずにゆったり優雅に回遊していて、昭和のお父さん的な雰囲気を醸(かも)し出していた魚だった。

クマノミは性格が温和。争いを好まないタイプのサカナだね。映画『ファイティングニモ』のニモそのままって感じだった。基本、自ら相手を攻撃することはないけど、相手に攻撃された場合の防御策として毒性の強いハタゴイソギンチャクなどと共生することで自分の身を守ってもらっているという実に賢いサカナでもある。

問題児なのはダツだ。オラオラ系の魚で細く尖った口で相手を攻撃する時もある。光るものに向かって突進する習性があって刺すだけではなく体を回転させてねじ込んでくるという手の込んだ技を持つサカナだ。だけど刺身にするととても美味い!ダツ自身は「オレってオラオラ系だけど…実はとっても美味いんだぜぇ〜!」なんてことは知るはずもないけど…ダツのこと誤解のないように言っておくと、何もないのにいきなり襲ってくるような魚じゃないってことだ。

すべての生き物に対して言えることだけど…海の中の生き物も同様に、攻撃してくるときは必ず理由がある。ダツが攻撃してくるのも自分の身を守る時か、家族や大事な仲間を守る時。なので…攻撃された時は、相手を怒らせる何かをこちら側がしてしまったと思った方がいい。実際、ダツの群れに遭遇しても普通に泳いでシュノーケリングしてるだけならば、まず攻撃されないと思っていい。ダツだって自分より体の大きな魚や生き物は怖いわけで…だからなるべく群れになって移動する。人間から見てキレイだなぁ!って思っている水中世界にもシッカリと序列が存在しているわけなんだね。

移動して次に向かったポイントはマンダリン・フィッシュレイク。数あるマリンレイクのひとつで、ここでも多種多様な魚たちを鑑賞した。このポイントの特徴は、とにかく静かなこと。野鳥のさえずり以外は何も聞こえてこない。生き物たちにとってはまさに楽園!これだけの環境が整っているのに多くのツーリストにはあまり知られていないことに、ちょっと驚いてしまうが…ストレスの多い現代人こそ一番に来なければならない場所のように思うのだが⁉︎

そして、最後に訪れたポイントは…ワンダーチャンネル!ここの魅力は、なんと言ってもサンゴ礁!サンゴ礁の群生が多いことから、大きなサカナよりも比較的に小さい熱帯魚がウヨウヨと生息していたポイントだった。正確にはわからないけど…素人目に見ても、20種類以上のサンゴ礁を見かけた。枝の形をした枝サンゴ礁。そのまんまテーブルの形をしたテーブルサンゴ礁

枝サンゴ礁は単体でいることは珍しく、ほとんどが群れでいるので、一面が枝サンゴ礁だらけ。その中でポツンポツンとテーブルサンゴ礁などの大きめなサンゴ礁も共生しているって環境だった。しかも、そのほとんどが生き生きとしていた。死にかけたサンゴ礁はあまり見かけなかった。それぐらいにココは生命の営みが溢(あふ)れているって感じたポイントだった。その発せられる色彩がそれらを証明しているかのようだった。今回巡った3ヶ所の中でもっとも強烈な印象が残っている。

シュノーケリングで鑑賞できるポイントのほとんどが、ロックアイランド内の浅瀬になるんだけど…太陽の日差しを取り込んで反射する、色とりどりな水中世界は何とも言えず幻想的だった。

この他にも、ロックアイランド内には、まだまだ沢山のシュノーケリングポイントがあるらしいが…全部を回りきるには時間もお金も必要だ。それまでには、オレのシュノーケリングスキルも向上させておかなければならない。シュノーケリングスキルが身につき海中を自由自在に泳げるようになったら、きっと…まだ見ぬ生き物たちに出会えるに違いないと思っている。


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