見出し画像

》》看護師にはなりたくなかった。

1.幼少期から青年期にかけての夢

私の幼少期の夢はパン屋さん。
ありふれた小さい子供の夢である。
なりたいものなんてなかった。
しかし年齢を重ねるうちにある漫画に出会う。
安野モヨコ氏の「働きマン」
ドラマ化もされたが菅野美穂演ずる主人公が私にはとても魅力的に映った。
その主人公の職場が編集部だったというのもあり
私の夢はありふれたものから編集者になりたいという大まかな夢に決まった。

2.現実は甘くない

その後の進学も文系にした。
もともと科目的にはオールマイティにこなせる方ではあったが英語に関しては苦ではないくらい大好きだった。
あー…このまま大学に進学して…なんて考えていた矢先。
母と祖母が病死した。
(その事についても追い追い記事にする)
もともと母子家庭だった為天涯孤独。
大学進学なんてできる金銭的余裕はなかった。
そして目にした看護学校の案内。
この時はまだ決断できなかった。
なぜなら私の中で看護師は1番なりたくない職業だったからである。

3.なぜなりたくなかったのか

さて。世間的な看護師のイメージはなんだろう。
・優しい
・しっかりしていて責任感がある
・きつい(笑)
がおおよそではないだろうか。

そう。その世間的なイメージ故に看護師になりたくない。という思いが漠然と頭の中にあった。
なぜなら真反対の人間が私の人格だからである。
・他人に興味がない
・面倒くさい事が大っ嫌い
・ずぼら
・メンタル弱め

…ではなぜ看護師になったのか。

4.看護師として

なぜ看護師になったのか。
動機はとても不純なものである。

「お金」

である。
その頃私は高校3年生だった。
県内でまずまずの進学校に在学していた為周りはピンキリでも大学進学という道を進むことが当たり前だった。
周りがどんどん進学を決めていく中私はまだ悩んでいた。
先述したように進学校である。
悩む時間も残されていなければ、就職なんてことは許されない。
しかし大学に入ったからといって大手出版社に勤務するにはやはりそれなりの大学に進学していなければ難しい。
大学に行って卒業後確実に就職できるスキルが自分にあるとは思えない。
…そんな事を懸念する無駄な思考は持ち合わせていた。

そんな時チラッと目に入った看護学校の案内。
入学条件も簡単で今からの申し込みでも間に合う。
卒業後は国家資格さへあれば就職には困らない。
女でも卒後25万は確実か。
もういいや。看護師で。
そんな中途半端な気持ちのまま私は看護師としての道を歩むことを決めた。
そしてなんとか今も続いている。

看護学校入学後も病院就職後も女特有の大波乱があるのだがそれはまた別の記事で書いていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?