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【超短編小説】ストレス解消

 友人の仕事が上手くいってないそうだ。強いストレスの影響なのか、時折叫びたくなる衝動があるという。だから私は「通勤中、運転しながら叫んだり歌ったりするのがオススメだよ」と言った。車の中で叫ぼうが歌おうが迷惑にはならないし、何より周囲には聞こえない。
 友人の顔がパッと明るくなった。彼は「なるほどね、ありがとう! 参考になったよ!」と言った。

 翌日、私は友人を見かけた。彼は自転車を走らせながら、「上司のバカヤロー!」と叫んでいた。


気の利いたことを書けるとよいのですが何も思いつきません!(頂いたサポートは創作関係のものに活用したいなと思っています)