フェミニズム完全に理解した

 今シーズン大幅強化されたフェミニズム。この記事ではフェミニズムを使っての対戦攻略を紹介していこうと思います!

とにかく被害者ポジ・弱者ポジを取れ!

 試合が始まったら、とにかく被害者ポジ・弱者ポジを取っていきます。ガイルの溜めよりもフェミニズムの被害者ポジ取りは重要です。こちらの体力が半分ぐらいになるまで、ひたすら自分がいかに弱く虐げられているかを語りつづけてもいいぐらいの気持ちでいきましょう。
 小Pを振るぐらいの感覚で「怖くて泣いてしまった」やVスキル2の「震えが止まらない」を挟むと効果的です。「繊細ヤクザwww」とか「ツイッターなんてやってねえで病院行け」のような技を雑に出してくる相手には「二次加害だ!」を返して咎めましょう。

あらゆる責任はぶっぱでOK!

 基本的に、義務や責任、懈怠や能力不足などの問題はすべてぶっぱでOKです。「男社会の論理」「ミソジニストの悪意」といったあたりに押しつけていきましょう。
 責任ぶっぱにより生じた問題は、さっき手に入れた被害者ポジを使って、他責で返していきます。Adoの『螺旋』ぐらいの勢いで「お前らのせいだ」を振っていきます。
 被害者ポジで責任の押し付けを繰り返していれば、そのうち善人気取りが援護をしてきますので、RTやファボでラインをどんどん上げていきましょう。大事なのは自分のタイムラインでどうなっているかであり、相手や第三者にどう映るかはあまり気にしなくてOKです!

自分を不愉快にするものはすべて「加害」

 これぐらいのつもりで加害認定を置いて相手を燃やしていきます。加害認定――被害者ポジションがフェミニズムの基本削りとなります。加害認定はガードされても確定反撃はありません。雑魚い相手ならこれだけで削りきれます。
 共鳴を呼ぶ声の大きさだけが重要なので、不快と加害を結びつける理屈はアドホックなもので構いません。他責のときと同様、暴れているうちに、仲間から援護が来ます。
 大抵の仲間は論理なんて読まずに勝手な理屈で援護してきますが、その不統一や矛盾を指摘してくる相手には「フェミニズムは一人一派」をカウンターで入れましょう。
 また、独自理論を展開していると、稀に「そんな理論聞いたことない」とか「そういうエビデンスはあるんですか?」を挟んでくる相手がいます。この場合「もっと勉強してください」を出すことで、そういう研究が存在し、かつそれが正しいかのようににおわせていきましょう。誰の研究でどう証明されているのかをぼやかしておくことで、そのうち有耶無耶になり「相手が勉強の足りない人」という指摘だけが残ります。
 ひろゆきの画像を貼る「それってあなたの感想ですよね?」に対しては「価値観をアップデートしてください」でクラッシュカウンターを取れることがあります。そもそも正しいフェミニズムをインストールした人の感想はそれ自体がエビデンスなので、他の証明は要りません。

批判者=自分を不愉快にする者=加害行為者

 すべての批判は「差別」か「加害」で返していけますが、こちらの起点技を「自分を不快にする加害への抗議」と定義することで、相手からの反論は、より与ダメの大きい「二次加害」扱いしていくことが可能です。
 相手が男であり性差別ということにしていくのが基本の削りですが、稀に対戦相手が女だったり性的マイノリティーだったりします。しかしこれ、実際の性別は関係なく、批判者が女性なら「名誉男性」、トランス女性なら「XY遺伝子持ち」などを間に挟むことで「男による加害」という形にして攻撃を継続していくことができます。

強いガード技「非対称」/「権力勾配」

 相手がこちらの加害性を指摘してきたら、「権力勾配」かVスキル1の「非対称」を出していきましょう。
 特にこちらの攻撃に対して相手が「二重基準」「自語相違」などと批判してきた場合、「相手の加害はNG、こちらの加害は非対称だからOK」という感じで潰していきます。青識閾論や白饅頭などが使ってくる「反転テスト」は強力な当て身技ですが、この手口で簡単に有耶無耶にできます。

「ミラーリング」は封印

 当て身技の「ミラーリング」はリカバリアブルダメージを食らう上に、まともに決まることはまずないので封印しましょう。うっかり出してしまったときはすぐに「非対称」や「もっと勉強してください」を出すと、反撃されても安く済むことが多いです。

Vスキル「非対称」/「震えが止まらない」

 Vスキル1は「非対称」で、対戦相手に片務的倫理や義務を押しつけることができる強い技です。「自分への中傷は許さないが、自分からの中傷は言論の自由」のような状況を生み出すことが可能です。
 Vスキル2は「震えが止まらない」で、こちらは「怖くて泣いてしまった」の強化版です。より深刻さが感じられるため、被害者ポジ取りに有利に働きます。「震えが止まらない」からは「カウンセラーに相談してきました」と「仕事を休みました」が派生し、それぞれ連続技にできます。
 「PTSDと診断され診断書を取ってきました」まで派生しますが、相手がよほどの大技を雑に出して来ていない限り、ちょっと欲張りすぎです。

Vトリガー「先生こいつ叱ってください」/「署名活動」

 フェミニズムのVトリガー1「先生こいつ叱ってください」は、先生に自分の被害性を訴え、膺懲してもらう技です。相手が同じ学内であれば先生や上長に、他組織の場合は弁護士の先生に膺懲を依頼します。強い技ですが、他組織の場合3ゲージとなってコストが高いのが欠点ですが、実家が太い人はガンガン使っていきましょう
 Vトリガー2は「署名活動」。自分への加害をあるまじき差別だと世間に訴え、対戦相手を社会から排除する技です。成功するかどうかは共感力に依存する上に、署名に賛同した男性にのみ連帯責任が生じるため、必ずしも思い通りの結果を得られるとは限りませんが、リターンは特大で、相手を社会的に葬ることが可能です。共感力が足りない場合、手配師のようなブローカーを使うことも可能ですが、署名にスパイや論敵が紛れ込んで内情をスネークしたり、長谷川某や唐沢某、田所某などが紛れ込んだりするリスクがあります。

Vリバーサル「凍結スクラム」

 Vリバーサルの「凍結スクラム」は、相手の攻撃に対して仲間フェミニストに違反報告を煽動して、相手のアカウントを凍結させます。当てどころが難しく、相手のフォロワー数次第では違反報告がリジェクトされることもありますが、多人数を動員できれば相手の口を確実に封じることのできるからり強力な技です。違反報告はガードされても五分なので、すべての対戦相手に定期的に使っていって大丈夫です。

CA技「男のクセに」

 クリティカルアーツの「男のクセに」は、「男のクセにネットでネチネチ女子をいびって(女性差別して)楽しんでんじゃねえだからモテないんだよ」という身も蓋もないセリフで相手をラベリングしてすべてをぶち壊す技です。
 この技を使うと自動的に「非対称」が発動されるので、相手が「女のクセに~」や「ジェンダーステレオタイプ」で反撃してくるタイプの相手にもダメージが通ります。相打ち上等でぶっ放していきましょう。陰キャにはダメージが1.5倍、童貞には2倍という強い補正がかかる一方、ヤリチンにはダメージが半減しますので、相手をよく選んで打ちましょう。ちなみに既婚男性が相手の場合もダメージ半減ですが、「こんな奴と結婚する嫁」をこすることで同程度のダメージになります。(ただし被訴訟リスクが高くなります。)

攻略のコツ

 とにかく不快のアンテナを研ぎ澄まして、被害者ポジションをキープしていきましょう。どんな些細なことにも不快を見いだすことで、素早く累積的な抑圧経験ゲージを溜めることができます。
 また、仲間フェミニストの「加害認定」や「怖くて泣いてしまった」に積極的に乗っかって行くことで共感力が上がり、自分が技を使ったときの応援が強くなります。少しぐらい無理筋でも、党派性重視でどんどん援護していきましょう。
 フェミニズムは強キャラなので雑に暴れているだけでもなんとなく精神的勝利を得られますが、あまり技を大きく振らないで、被害訴えを中心にギャラリーの「善人になりたい欲求」に訴えかける戦い方をしていけば、ナイーブ(バカの婉曲表現)な人文学者が簡単に援護に来ます。敵の反撃を受けやすい罵倒技は抑えめにしていくことで有利に展開できるでしょう。

 いかがでしたか? あなたも新規アカウントを作成してフェミニズム戦士として論客ランクマッチを荒らしていきましょう!

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