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愛すべきクズ男たち~詐欺師編~

初めましてぽんこです。
Twitterでは婚外裏垢として色々なことにチャレンジしていますが
noteには過去に私の前を通り過ぎて行った、たくさんの『クズ男』たちを紹介していきたいなと思っています♪

クズ男と言っても、今となっては彼らにはとても感謝しています。
若くて世間知らずでバカだった私にとって、様々な現実を教えてくれたクズ男たち。今の自分がこうしているのも、また、彼らのおかげだと心から思っているので、このnoteは、クズ男たちに対する恨みつらみではありません。

ただ、ひとつだけこのnoteが役に立つとするなら、今、クズに引っかかって辛い思いをしている女の子に、

『クズはさっさとゴミ箱に捨てよ♪』


と前向きな気持ちになるきっかけになればと願いながら、過去の記憶を掘り起こしつつ、書いていきたいと思います。

ぽんこ、出会い系サイトで詐欺師に出会う

まだ私が10代も終わりに差し掛かったころ。
夢を追い求め、理想の自分になるために高すぎる目標を持って田舎から都会に出てきたばかりの時期。
やりたいことが思うように出来ず、一人暮らしの生活の為だけに朝から晩までアルバイトをして結果を出せずに時間だけが過ぎる日々。
自分が一体何をしたかったのかもわからなくなり、体も心も疲れ果てていたある日。

『誰でもいいから私のことを必要として欲しい』

一人で頑張ることを選んだはずなのに、寂しさのあまり、たったそれだけの理由で出会い系サイト(スター〇ーチ・懐かしいねw)でひたすら出会える男性を探していました。

そんな中、たまたま一人の男性とやりとりするようになり、家も近かったのですぐに会うこととなったのが『M男』。今回のテーマの主人公。詐欺師M男です。

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ただ寂しさを埋めたかっただけ

何も考えずに行動して失敗を繰り返すのは今も同じ私の性格?のようですが、この時のわたしはもっとひどかった。

メールで数回やり取りして、今思えば何が良かったのかも全く覚えていないけど。なんとなく好きだみたいなことを言われて付き合うことに。
『彼氏ができたんだからもう寂しくない』そう思って付き合い始めたはずが
付き合うことになった瞬間、M男からの連絡は減り、私が会いたいと言うと『自分の事しか考えられないの?』と、私を責めることが多くなっていくM男。
この時点で何かおかしいなと感じてはいたけれど、どうしても一人になりたくなかったわたしは彼の言いなりでした。

いつもお金がないM男

付き合いだしてしばらくしたころ、M男は
『今やってる仕事をもっと大きくしていくためにお金が必要』
と言い出しました。
もうこの辺から完全にお察し。
だけどスーパーバカ。ほんとにバカな私はM男に言われるがまま、お金を調達するようになります。
ただ、飲食や販売のアルバイトで生計を立てている一人暮らしなので、そんなにお金は長く続きません。

すると今度はこのクズM男、こんなことを言い出しました。

『女は体売ればすぐお金になるからいいよね。女優とかアイドルだってみんな売れるまでは体売って稼いでるんだって。俺も女だったらすぐ風俗行ってるわ~。』


胸糞悪い文字配列すみません。でもこれ本当に言ってた。そして普通の精神状態であればこんなこと言われたら気づきます。ああ、こいつはクズだ。もうダメだって。

ところがどっこい。ここで別れたら全て失ってしまうんじゃないかって(一緒にいた方が色々失ってるけど)それしか考えられないバカぽんこは次の日にはホテヘル嬢の面接を受けに行ってしまうんですね。


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詐欺師との決別~本格的に風俗デビュー~

ここからは一気に落ちていきます。
風俗店何店舗も掛け持ちしたり、出会い系で援助交際みたいなことしたり、とにかくM男にお金持ってかなきゃって。それだけ。
でもね、どれだけお金持ってっても、こっちが会いたい時には会ってくれないし、思うように金持ってこないとついに消費者金融での借金の仕方を教えてくるようになったクズいM男。
そしてここでも言いなりなクズぽんこ。3店舗ほどで合計200万ぐらい借りた後、『ああ、もうだめだ』って。そこで気づいた。

(この人から逃げなきゃ)

こいつとこれ以上一緒に居たらなんか危険って。
思考回路が完全に停止していた私だったけど、本能なのか、何かがどこかから言ってた。逃げなきゃダメだって。
完全に目が覚めたわけではなかったものの、M男の傍にいてはいけないことだけはハッキリとわかったので、
借金した200万を握りしめて、M男に渡すときに言いました。


『M男君のためにもっと稼げるところ見つけたからちょっと遠くに行ってくるね』

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風俗嬢ぽんこ誕生

M男の近くに居たら危険なので、これまた出会い系で知り合ったやばめの仕事しているおっさんに、ここから遠くて家付きで、とりあえずなんでもするから仕事させてくれるとこに連れてってくれって頼んだ。
裏社会のことは裏社会の人間に頼むもんですね。1週間以内に私は住み慣れた街を離れて、初めて来る田舎の風俗街にいた。

いや、正確には売られてきた。おっさんには紹介料として私が働くことになった店からいくらかお金が流れていたようだけど、その分は私の借金として売り上げから店に返済するような感じ。それって人〇売買じゃない?しかもそれ私が返すの?なんで?って思ったけどね、とにかくM男から離れなきゃって、それだけが目的だった私にはどうでもよかった。

M男に渡した借金と、紹介料という完全に違法の借金約一千万を抱えたところで私は風俗嬢として生きていくことになりました。

最後までクズなM男

私と連絡が取れなくなって金づるを失ったM男は頻繁にメールや電話をしてくるように。まあ最後の言葉が「あなたの為に稼いでくるね」だからまだ私が騙されてるって信じてたのかもしれないけど。彼女がどこにいるのかわからないんじゃ(金の)心配するよね。

今まで金の催促でしか電話してこなかったのに「そんな遠くに居たら会えなくて寂しい」だの「騙されてるから目を覚ましなよ」とか。
なんか色々言ってたけど。どの口が言うとんじゃってね。内心思いながらも至極丁寧に。最後に私は言いました。

「お願いだからもう関わらないで」

そこからはM男からの連絡はありません。どこで何をしているのかもわからないし、どうでもよかった。
ただ、こいつもまともな仕事をしていた雰囲気ではなかったので、どこかでのたれ死んでいればいいのにとは時々思います。

M男と出会ってからここまでの期間はたった半年ほどの出来事。
「寂しかった」「誰かに必要とされたかった」たったこれだけのことを叶えたかったおバカな私は、いつの間にか遠く知らない土地で風俗嬢になっていました。こういう書き方すると、「男のせいで風俗に落とされた」と読めるでしょう。まあ、そう思うように書いているのも事実なので。
ですが全ては自分で選んで決めたこと。どんなに寂しくても、どんなに愛されたくても、自分の人生の小さな選択を、他人主体で決めてしまっていたころの私はいつまでたっても幸せにはなれません。
実際に現役で風俗嬢だったころの私は当初、『あの男のせいで私は今こんな目に合っている』と思い続けていたので生きていても何も楽しくなかったし、毎日死にたいとしか思っていませんでした。

やりたいこともなく、ただ毎日男に抱かれて息してるだけの日々から抜け出せたのは、やっぱり自分でその状況を変えようとする思いと行動力だけなんです。
今私は自分が好きなことだけをして仕事をすることができています。
それは私にとってとても幸せなことで、こんな過去があったことですら誇らしく思えるぐらいに、生きていて良かったと思えています。

そういう意味ではM男が最後の最後まで私の前でクズでいてくれたことに感謝しています。
おそらく普通の人はこんなに遠回りしなくても自分の幸せぐらい自分でしっかり掴む方法を知っていたのかもしれない。

最後に

M男のことを詐欺師と呼んでいますが、本当の詐欺師ならこんなにボロは出さないはずだな...と思ったら詐欺師にも失礼な気がしてきました。
詐欺師のみなさん、さーせん。M男はただのクズ男でした。

そしてこのM男は私のクズ男人生の中の序章。
ネタ(その他のクズたち)はまだあるのでボチボチ更新していきますね^^
最後まで読んで下さった方ありがとうです♡


感想などコメントくれると嬉しいです😊
ではまた次回の記事でお会いしましょう。

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