壊れないなにかを知りたい

心のモヤモヤが居座っていて気分転換にレイトショーで「８２年生まれ、キム・ジヨン」を観てきた。
レイトショー好き。
人が少ないし、観終わった後に映画の余韻を感じながら静かな夜道に車を運転するのも好き。

映画が始まる前から色んな想いがこみ上げてきてすでに泣きそうだった。

私は気分の上がり下がりがおっきくて好奇心旺盛で行動する時はガーッて行くんだけど、
その後は疲れてしまってなんもできなくなったり。そのパターンの繰り返し。
昔っから極端だねとか０か１００かだねとか言われていて、そんな自分を責めてきた。
母にもバランスが大事だよとか、もっと強くなりなさいとか言われてきたこともあって、極端な自分じゃいけないんだってずっと思ってきた。
私は躁鬱病とか発達障害なんじゃないかって悩んだ時期もあった。
HSPを知った今はHSS型HSP（刺激を求めるけど疲れやすく繊細な人）な自分を認めてそんな自分可愛いじゃんって少し思えるようになったかな・・・うん、だいぶ。
でもまだこんな自分じゃ愛されないっていう想いが残っていて、焦りや不安も出てきてちょっと凹んでいたんだよね。それがモヤモヤの原因。
ちょっとそんな自分に疲れて全てをリセットしたいなとか思ったり・・

映画を観て、自分と主人公が重なる部分がものすごく多くて終始泣いていた。

そう、全てをリセットしたくなるって、
「それでも壊れないものを知りたい」ってことなんだと思う。私にとっては。
映画では精神的に壊れてしまった病気の主人公とそれに葛藤する旦那さんの関係で、壊れてしまった妻をなんとかしてあげたいって必死になっていたり、妻の幸せな顔が自分の幸せであるって思っているそんな関係を私は求めているんだなって思った。
私の望むパートナーシップ。

壊れないものを知りたいのは、本物を知りたい。
本物を知りたいっていうのは、愛を知りたい。

私は本当の愛を知りたいんだって気付いた。
表面上の薄っぺらなものや偽物だったり中途半端はもういらない。
私はもう本物しかいらない