『血界戦線』について熱く語っていた
ワタシは「はてなブログ」の方で、いろいろ書いていたんですが、こんなこと書いていたのを思い出したので、引っ張り出してみます。当時は2期やってほしくて仕方なかったんですね。最終回事故ったしw
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2015年春クールで私としてはNo.1アニメだった「血界戦線」。待ちにまった最終回が3か月ぶりに先週やっと、やっと放映されました。延期には、「30分の尺に収まらなかった」「制作が間に合わなかった」という「事故」があったみたいです。関係者がどれだけ青ざめて走り回ったのか、あるいは折り込み済だったのか、外部からは知る由もありませんが、一視聴者としては「すばらしい最終回をありがとう」という気持ちでいっぱいです。(以下ネタバレあり)
原作を見ていない私は、第1回から、「秘密結社ライブラの人たちは一体何と戦っているんだろう?」と謎だったのですが、わからないままスピード感とにぎやかな感じに圧倒されて見入ってしまいました。舞台となるのは、3年前にN.Y.が原因不明の「大崩落」にみまわれ、異界と現世が交わったという町へルサレムズ・ロット。大都会+終末感+異界=日常がカーニバルみたいな感じで、映像がスタイリッシュ。あと猿のソニックがかわいすぎでした。
主人公のレオナルドは、妹の視力と引き換えに、何でも見通せる目「神々の義眼」を押し付けられる。自分の意気地がないばかりに妹を犠牲にした、と悔やむレオナルドは、人違いで「秘密結社ライブラ」に連れていかれることに。義眼を持つに至った経緯を聞いたライブラのボス、クラウスはこう言いました。「君は卑怯者ではない」と。なぜなら君はそこに立っているからだ。
「征け!! 手始めに世界を救うのだ.」
うひょーカッコイイ。クラウス役は「24」のジャックバウアー、小山力也さんですよ。そして、このセリフが、最終回のキーワードになります。
しかし最終回は良いセリフがたくさんありましたね。
レオを見送るツェッドの言葉。
「君は君自身が思っている通り、本当に普通の男の子です。普通に明るくて、普通に優しく、普通におせっかいで、正義感も強いし、仲間思いで、誠実だ。無自覚でしょうが、世間一般にとって「勇敢」とか「高潔」と言われることです。そんな君だから危険を省みず、友達のところに走っていくのも、きっと普通のことなんでしょうね」
グールに囲まれ絶体絶命のレオの前に現れたザップ。
「こんなところで、なぁに死にかけていやがる」
片方の義眼が壊れておたおたするレオに「たかが道具だ。てめえが折れなきゃなんとかなる」
つまりそれは根性論…とうめくレオにザップは言います。
「けどそれがあるから、オマエもライブラなんだろ」
最終回を3回見て、主人公のレオが「仲間の助けを借りて、大切な人たちと世界を救う」という話だったんだな、そして「折れない心」を持つ正式なライブラメンバーになる話だったんだ、と思いました。
ところで、絶望王がクラウスと戦う中で、「シャイニング」を持ったヤツが時々いるんだよな、的なことを言いますが、けっこう「血界戦線」って引用とかオマージュとかありますよね?
映画の「シャイニング」は、ジャックニコルソンの顔が思い浮かんで、「輝き」というポジティブな言葉と結びつきませんでしたが、小説を読むと「シャイニング」は人の持つ最良の力だということが良くわかります。で、小説では、「シャイニング」という予知能力を持った息子が、邪悪なものが集合した「ホテル」と戦い、邪悪なものに取りつかれた父親を取り戻す、そのために同じ能力を持ったホテルの元コックが海を越えて駆けつけ、息子に加勢する、のですが、構造として似てるな、と思いました。
あとブラックの本名「ウィリアム・マクベス」は、『マクベス』を書いたウィリアム・シェークスピアへのオマージュなんでしょうか。『マクベス』に込められた意味は?絶望王の「死は生者の特権だ」というセリフはどこかで聞いたことがあるんですが、さて。
ということで、アタシは2期やると思います!ライブラと吸血鬼との戦いが待ってるのではないですかね?(原作みていないけど)DVDも各巻1万部以上売れてるみたいですし。個人的にクラウス役で小山力也さんが出ているのに1期で終わりはないでしょう、と。
2期やってください。お願いします。
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2期やりましたねー。面白かった。
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