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日記 #150「2022年」

お久しぶりです。poniyamaです。
日記です。

年末なので2022年を総括しようと思います。
書き終わったので追記しますが、長いです、かなり。

卒業

・大学院を卒業した。2月のことになるけど、病気の影響で当時は精神的に本当に不安定だった。暗い部屋でずっとモニタに向かって修論を書いていた。お風呂や食事はなんとかできていたけれど、修論を書ききって卒業するビジョンが見えず茫然としていて、憂鬱さに押し潰されるようにグ…ァ…ンン.…と本当にうめき声をあげていた。結局修論は書き終わったし、卒業もできたのでよかったけれど、あんなにつらい思いはもうしたくない。

大学院生活は本当に苦しかった(嫌なことがあったというより本当に大変だった)けど、行ってよかった場所だと思う。別に自分は高尚な研究もしていないし、ろくに勉強していないし、良い論文なんて一本も書けなかったけど、それでも身になったと思う。教授という、世間で上位1%以上の賢い人間に気兼ねなくぶつかり稽古できるというのはとても貴重で、全員が得られる経験ではないと思う。なのでまだ学部生の人はぜひ院に行くことを検討してみてください。必ずあなたを何らかの形で成長させると思います。

僕の先生は学生にとても対等に接してくれて(その分歯に衣着せぬ物言いだったが)、とてもいい場所だった。院は大学と異なり院自体が持つ校風などはほぼ皆無に等しく、風土を形成するのは各研究室なので、本当に良い研究室に入ったと思う。皆さんも入る研究室は教授と本気で言い合えるかどうかを基準に考えてみてください。

就職

・就職しました。大きい会社というのは研修期間が長いのでダルいですね。まあそれでお金がもらえるんですが。夏になってから配属になったけど、研修中に同期間で割とできる人扱いされていて伸びていた鼻がへし折られることになった。会社というのは大変だね。ぼーっとしてたら誰かがあれこれ教えてくれる訳ではなくて自分で何をしなくてはならなくてどう動くのよいかを考えなくてはいけませんからね。でも自分が入った部署はどうやら部門内でもスパルタらしいです。比較的ぬるま湯を感じてる同期もいるらしいです。

人間としては成熟したいけど、あまり社会人として”成長”するのは嫌なので、常に自分のために生きていたいなと思う。なので技術系の人間として認知されるように動きたいと思う。技術なんてものは何もないので勉強していかないとまずいけども。とりあえず業績目標に初級レベルの資格を2個設定して両方年内に取りました。年度内にもう一つとっておきたいところ(社内地位のために)。

あんまり仕事にコミットしたくないな。もちろん真面目に働くし社内でも認められたいけど、それのために生きるようにはなりたくない。自分の内的な世界を満たすために生きていきたいですね。

でも思ったよりお金が貰えるので社会人ってのはすごいと思います。

ハンターハンター

・ハンターハンターが連載を再開した。これは僕の人生で重要な出来事だ。物心つく頃から伯父さんにアニメ(日本アニメーション制作版)を見させられて、思春期からは自分で読みこむようになった作品で、人生に深く突き刺さっている。僕は本当にハンターハンターが好きなので、冨樫義博先生がツイッターに表れた時は仰天した。最初は絶対に偽物だと確信していて、騒ぎ立てるユーザをかなり冷めた目でみていた。そしたら他のマンガ家か誰かが本人に連絡をとったら本物だったということだった。信じられなかった。ハンターハンターがまた続くのか、そんなに素晴らしいことがあるのか。4年ほど無音だったので正直諦めていた。もう完結は無理だなあとどこかで思っていた。そしたら冨樫先生は重度の腰痛に苦しんでいて、決してサボっている訳ではないということが明らかになった。連載再開は何度かあったものの、ここまで冨樫先生の現在の状態について明言されたのはこれが初めてだった。本物だとわかってからしばらくは毎日が輝いて見えた。ハンターハンターがまた描かれるというのは僕にとってそれだけ衝撃的なことだった。

37巻が発売された。面白すぎる.....…発売からしばらく経っているのでネタバレありでちょっとだけ感想を書くね。まず一番何に興奮したのか、それはやっぱりツェリードニヒとテータちゃんの念の修行だろう。ツェリードニヒの天才性の描き方もさることながら、とにかくテータちゃんの計画の緊張感が凄まじかった。絶の維持のシーンの緊張は僕がマンガに求めるヒリつきそのものだった。そして唸ったのはツェリードニヒの「裏表のある女って可愛いよな」というセリフ。自分以外を人間とすら見ていないツェリードニヒが初めて触れる念という魅力的な世界とテータちゃんという興味深い存在から刺激を受けて変わってきているのがわかるシーンで本当に痺れる.…退屈そうにしているヴィランが未知のものに触れて活き活きとしてくるのは本当に良いね…

次に良かったのはやっぱクラピカによる念教室の真実が明かされるシーン。これはクラピカの策略の思慮深さにも感嘆するものの、バビマイナとヒュリコフがその策略を鋭敏に捉え、膠着状態が続くことを理解しているのがかっこよくて素晴らしかった。もはや軽い小説みたいな文字数になってきているが暗黒大陸編はこういう複雑な力関係があるので何度読み返しても読みごたえがある。

これ以上書くとハンターハンター日記になるのでこの辺にしておきます。

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

・オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』を見た。素晴らしすぎる.…このアニメは本当に僕にアニメを見る楽しさを思い出させてくれたと思う。ゆるふわで妄想癖のある主人公がふとしたきっかけで廃部寸前のDIY部に入部し、色んなキャラを巻き込んで部のために力を合わせていく、、というまあよくあるプロットなのだけど、本当にその描き方が素晴らしかった。主人公の結愛せるふはふにゃふにゃしていていかにも可愛い感じなのだが、キャラクターの可愛さのベクトルのコントロールに気を遣っているのが伝わってきた。

この画像に注目してほしいのだけど、右上に「これは避ける」と書いてあるように、いかにもな萌えパターンに収束しないように描き方に気を配っている。そして萌え系のアニメには珍しく主人公が三白眼なのだ。これによってふわふわふにゃふにゃした言動にくどさがなくなってさっぱりしたキャラ像になっている。この塩梅が素晴らしい。

つぎにこの画像なのだけど、二人目の主人公のぷりんではなくマスコットのくらげさんに注目してほしい。くらげさんはAIを搭載したお手伝いロボットでアレクサやグーグルホームのようなスマートデバイスなのだが、設定画に内部ディプレイで感情を表現している、とあるように、単なるマスコットではなくロボという設定に沿った描写が意識されているのがとても良い。くらげさんは渋い男性の声(CV郷田さん)なのだけど、キャラ設定に即して「最新のOSを入れてほしい…最新のOSを.…」と懇願するのがカワイイポイントになっていて本当に良い。

どぅーいっとゆあせるふは全体的にカワイイのにカワイ過ぎない(くどくならない)ように描写を練っているように感じられてそれが自分の求めるアニメ像によく合致していて最高の作品だった。

最終話で描かれた話も特段新規性のあることをやっていたわけではないのだけど、とても素晴らしかった。キャラクターたちは同じ志を共有するかけがえのない仲間であるということがはっきりと示されるのと同時に、逆にここに至るまでは全員が別の道を歩んできたのだなということが伝わってきてあーとなってしまった。号泣しました。

ちなみにくらげさんの声の郷田ほづみさんはある交流で僕も会ったことがある人なのでどぅーいっとゆあせるふに出ていて本当にびっくりした。

同人活動

・今年はコンピレーションアルバムを二作企画して出しました。

いや~大変だったね。大変でした。連絡連絡調整調整、、で、仕事か?仕事みたいでした。でも本当にやってよかったと思う。僕が形にしたかったものをアーティストのみなさんが本当によく汲み取ってくれて、最高だった。。

全員素晴らしいのはもちろんとして、いいですか、全員素晴らしいんですよ、本当に。その中で特筆するとしたらなありさんの存在だと思う。彼は本当にすごい。凄すぎる。曲のクオリティもそうなんだけど、とにかく僕が目指すアニメエナジーとダンスミュージックの融合をどこまでも完璧に実現している。曲のグルーヴにアニメエナジーが取り込まれることで萌えグルーヴが何倍にも増幅されている。凄すぎる。本当にありがとう。

本当は全曲全員分細かく感想を書きたいのだけど、キリがなくなってしまうのでこれだけ書いておきました。

「レーベル始めたんでしょ?すごいね~」と言ってくれる人がいて、本当にありがたい。みんなにチェックしてもらって自分の知らない人にも手に取って頂けて、頑張ると良いことあるなあと実感した。

でもはっきりと言いたいのは、これはレーベルではなくて同人サークル(同人プロジェクト?)であるということ。レーベルはコンスタントに作品をリリースしたり、新規アーティストの発掘やサポートを行っていくものだと思っていて、自分にはまったくそういうことをやろうという気概がない。

あくまでも自分が求めるのは、アニメのエナジーと実験的なダンスミュージックが融合した作品の総量を少しでも増やすこと。レーベルみたいな気質とは違うのかなと思ってる。

明言しておきたいのは、レーベル始めたんでしょって言ってもらった時に嫌な思いはまったくしていないということです。チェックしてもらってありがたい気持ちしかない。

主宰している以上自分も相応のクオリティの作品を出さなきゃな~とは思っているんだけど正直他の人が凄すぎて飲まれてる。頑張ろうねえ。

個人制作

・個人の制作の話もしておくか

始めて海外のコレクティブからEPを出しました。うれしい!sanctuaryは実験的で独自の世界をイメージさせるコンセプトの作品が多いので、この中に入れてもらえたのは嬉しいな~。よかったら聴いてみてください。自分が今までやってこなかったことができたのかなと思っています。

出せてよかったのだけど、ここだけの話中の人が全然連絡くれなくて大変でした。。もっといろいろ教えてほしいね。。海外ってこっちとは違うのかもしれないけど。。

小旅行

・ヤマノススメNext Summitが放送されてますね、、本当に待ち望んでいたし最高なんだけど正直今期は忙しかったのとどぅーいっとゆあせるふに食われていたというのがありまだ全然見れてない。

だけど、ヤマノススメはすごく好きなので、オタクの人と飯能に行ってきた。いや~楽しかったな。。天覧山をメインの目的に据えて、それ以外は飯能を縦横無尽に歩き回った。

あまり友達が多くないのでこんだけ充実した時間を過ごせるなんて幸せなことだなあと思ってかなりジーンときた。


僕です

撮ってもらった写真です。いいですね。そしてニューバランスの靴を履いていますね。こんなにゴツゴツした道をニューバランスで歩いてはいけません。普通に傷つけたし(泣き)。ということでSALOMONのトレッキングシューズを買いました。富士山でも行くか。

ビール

・あとクラフトビールにハマった一年だったかも。IPAというのをよく飲むようになった。DIPAというのがいいね。ガツンとくる苦みと芳醇な香りが融合していてすげ~~となる。海外の味です(アホの感想)。とにかくいろんな味がレイヤーされていて、こういう味!と一言で言えない。ソムリエみたいな人が解説してくれて「それです」って言いたい。味の立ち上がりとピークとリリースで全然違う味と香りなので一つの旅だと思います。

ただ高すぎる。一パイント一本で1400円とか2000円とかする。アホか。

友人

・こんな話するの恥ずかしいしアレだけどこの一年で外せないことなので書くけど、よく遊んでた友達に「お前最近ウザすぎるよ」と言われて距離置かれてしまったのは悲しかったな~。まあウザすぎる言動を繰り返した僕に問題があって、それは真摯に受け止めて反省と改善をしなくてはなりません。

なんか開き直っていやお前も悪いだろボケ!みたいになれればよかったのだけど、まあ普通に僕が100悪かったよね。直します。

僕が成長してまた遊べたらいいなと思います。

オモコロチャンネル

・今年に限定したことじゃないけど、全体を通してオモコロチャンネルは欠かせない年だった。アップされる動画はもちろん全部見てるし、何回も見返してるし、オンラインイベントからオモコロの有料会員まで、オモコロなくして生きていけない毎日になってる。オモコロ本体よりもオモコロチャンネルのファンって感じだけど、これからも応援していこうと思う。

超個人的最優秀賞だけでも発表するか…それはこちら

オモコロVSコロコロ、です。まあこれが群を抜いてよかったね。コラボ回が一番!?それに長すぎ!と思われるかもしれないけど、これが一番です。これは譲れません。次点で「AI製の謝罪」。

何が素晴らしかったって全部なんだけど、まず流れだよね。ボードゲームを三試合やるんだけど、全試合運びが違くて、その三試合を全体で俯瞰した時 も流れが完璧すぎる。視聴者の興奮がずっと維持されて進むようになっている。凄すぎるって~。

次に、やっぱコロコロ陣をどう迎えるかってところね。コロコロ陣はもちろんアウェイな訳で、キャラクターも特徴的だから動きにくいだろう。そこをすごく丁寧にケアしていた。オモコロ陣はものすごくラフに接することで(怒鳴ったり激しくツッコミを入れたり)コロコロ陣との距離を一気に縮めている。それに永田さんが最後ヒールを演じることで視聴者がコロコロ陣を応援するような流れも作っていてうまいな~と思った。

そして最後に、普通にロジカル真王が面白すぎる。こんなにシンプルながら素晴らしいゲームがあるのかと唸った。今度買います。論理的な思考力が問われるので大人も楽しめるし、手札が10枚なので一ゲームも短く済んで手軽に遊べる。ルール自体はシンプルなので他人にもすぐ説明して一緒に遊べる。すごすぎるよカーくん、、、

この企画は一番の若手の二刀流コーマが立てたというのもグっときたな。自分も社会人になってヒイヒイ言っているから二刀流コーマが若手で頑張っているのはすごいな~と思う。カッコいい。

まとめ

・今年見て良かった作品は他にもいっぱいあるし、出来事ももっといろいろあったけど、書ききれないし思い出しきれないのでこの辺にしておくか。

ここまで読むフォロワーなんてほとんどいないと思うけど、最後まで読んでくれてありがとう。2023年もよろしくお願いします。

最初に日記と書いたけど全然日記じゃないね。例のごとく。


ではまた。


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