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『ヤマノススメ サードシーズン』「#3 飯能にアルプス!?」聖地巡礼紀行

友人と飯能に行ってきました。ヤマノススマー(ヤマノススメ愛好家)なので

今回の聖地巡礼の対象となる話

今回巡礼するのはこちら、サードシーズン第三話の「飯能にアルプス!?」の舞台となった飯能アルプスの峰々である。

あおいが富士山へのトレーニングとして、一人で地元付近の山の登山に行き、ここなちゃんとも出会って楽しく縦走するというカジュアルな話である。

今回も友人のオタクと共に聖地巡礼日帰り旅行として飯能アルプスへ向かった。聖地巡礼紀行と題しているが、ただの飯能小旅行なので特にヤマノススメに関係ないパートも多い(特に後半)。ご容赦ください。

登場人物
poniyama オタク
Lagh(えすほじ) オタク

東吾野駅

まずは東吾野駅に到着、もう田舎の良い雰囲気が漂っている。

到着!東吾野駅 ヤマノススメサードシーズン第三話より引用

この画角で撮ればよかったね。めんどくさすぎるけど...…

東吾野駅前の案内看板

東吾野駅を出てすぐのところに早速案内の看板があった。今回我々は飯能アルプスへ向かうため、まずは天覚山に。ユガテという怪しげな文字列が見えるが、こちらは今回はスルー。どうやら原作ではこちらも登場しているらしい。

東吾野駅の案内看板 ヤマノススメサードシーズン第三話より引用

あおいもユガテに言及している。原作にはユガテが登場しているからだろうね。ちなみにユガテは都市伝説的な怪しい場所ではなく、「湯ヶ手」もしくは「湯ヶ天」と表記するらしい。

東吾野駅前の横断歩道

あおいが通った横断歩道をわたり、いざ天覚山方面へ。

東吾野駅前の横断歩道を渡るあおい ヤマノススメサードシーズン第三話より引用


天覚山への案内看板

早速アニメに登場した天覚山への案内看板を発見。オタクなので喜ぶ。周りから見ればただの案内看板に興奮している異常な成人男性二人組だ。

天覚山への案内看板 ヤマノススメサードシーズン第三話より引用


道中出会った猫

途中でにゃーんを発見。首輪をしているので飼い猫だ。飼い猫を外に出して放し飼いしている家庭も今どき珍しい。かわいい。

天覚山入口付近

天覚山に入山。良い感じの雰囲気が漂っている。ド夏の灼熱の日であったが、森の中は木々の庇により焼けるような暑さはなく、意外と快適。

沢筋コースと尾根コースの分岐を知らせる看板

嘘だろ…。支柱が無くなっている上に看板自体が真ん中でブチ折られている...…。こんな辺鄙なところにわざわざ登山に来る奴がこんな悪どいことをするのはあまり想像がつかないので自然災害的なことだろうか、しかしそれにしては真っ二つすぎる...。

沢筋コースと尾根コースの分岐を知らせる看板
ヤマノススメサードシーズン第三話より引用
あおいが休憩した岩

あおいが休憩した岩に到着。大きい岩だね。ここに到達した時点でもう既にゼエゼエ言ってしまっていたので、我々もあおいのようにここで休憩。

大きな岩の前で休憩するあおい
ヤマノススメサードシーズン第三話より引用
配水系の施設

登場した配水系の施設に到着。あおいもこの時点でかなりゼエゼエ言っている。アニメに登場したということがなければ全く面白くない場所だ。

配水系の施設に到着するあおい。
ヤマノススメサードシーズン第三話より引用
天覚山道中

このあたりからかなり勾配が厳しくなってくる。もう道らしき道は無く、なんとなく踏み均された岩場を自分で足を置く場所を決めて登っていく感じに。

天覚山頂上

天覚山頂上へ到着。あおいが寝転がったベンチもある。僕も寝転がろうかとちょっと思ったが、思ったより細かったのとおもったよりゴツゴツしていたことにより断念。ここで同行者のLagh(えすほじ)くんが「ここに何人のオタクが寝転がったんだ」と言っていて、急に嫌な丸太に見えてきた。

天覚山頂上に到着し疲れ果てたあおい
ヤマノススメサードシーズン第三話より引用
頂上からの景色

頂上からの景色。あまり見晴らしは良くないな。登山の醍醐味である頂上からの景色にあまり旨みがなく、若干悲しい僕。もっとこう、伐採して景色を良くしろ!(悪の登山客)

天覚山の頂上からの景色
ヤマノススメサードシーズン第三話より引用

この時点は僕はかなりヘトヘトになっていたのだけど、登場したここなちゃんは大高山まで行くというあおいに対して目を輝かせて「ご一緒してもいいですか!?」と言う。凄すぎる。本当に女子中学生なのか?

情けないヘナヘナのオタクなので、汗一つかかず笑顔で登ってきているここなちゃんには遠く及ばず、水かぶったのかという程汗びっっしょりでハアハアハアハアハアハア言いながら息絶え絶え登ってきた。本当に情けない。ちなみに同行のラフくん(えすほじ)はケロっとしていた。

さすがにここで無理っす(;^_^Aという訳にはいかないので、大高山に向かう。

どうかしてる道

いや崖じゃん。あおいとここなちゃんはここを軽々踏破したのか。信じられません。僕がへなちょこのオタクすぎるから倒れそうになっているのか、あおいとここなちゃんが尋常じゃない体力なのか、わからない。

綺麗な道

綺麗な道もあってうれしい。

大高山山頂

なんだかんだで大高山山頂にも到着。急にスマホの雑な写真だ。

ここからまた子の権現に向けてアップダウンが続く。ここなちゃんとあおいは元気な顔で進んでいた。僕は.…

分かれ道

ゼエゼエ言いながらアップダウンが続く道を歩いていたら、分かれ道が出現。「吾野駅...…」ここで下りれば下界に戻れるが、そうでなければまた延々と山道が続く。

僕「まあ、僕は…(ゼエゼエ)……無理ではないけど…(ゼエゼエ)……体力的には余裕だけど…(ゼエゼエ)……筋肉かなー…(ゼエゼエ)……筋肉がちょっとだけね…(ゼエゼエ)……ちょっとだけ疲れてるっていうか…(ゼエゼエ)……あと水分が少なくなっちゃってるねー…(ゼエゼエ)……水分少ないと…(ゼエゼエ)……危ないかなって…(ゼエゼエ)……行けなくはないけど…(ゼエゼエ)……」

Laghくん「よし、下りよう」

Laghくんの優しさによって一命を取り留め、我々は吾野駅へ下りることに。

駅に向かうトンネル


吾野駅

吾野駅へ到着。東吾野駅よりは大きく、駅にベンチが融合していて人に優しい駅だ。

ぐっしょりになった状態で申し訳ないと思いつつ、電車に乗り飯能へ。

飯能に到着し昼食を探す。しかしすぐに「今、食うべきは蕎麦」と意見が一致。身体から抜けた塩分を補給し、灼けるような日差しで熱された身体を癒す、蕎麦しかない。完全に蕎麦探検隊となった我々はチェーン店等ではなくできるだけ街密着な蕎麦屋を探した。

「竹むら」さんの蕎麦

正解を見つけてしまいました。探検隊は調査開始からすぐに「竹むら」さんにて理想を具現化したような天そばを発見。美味しく頂きました。皆さんもぜひ「竹むら」さんで蕎麦を食べましょう。

腹も膨れたところで、街を散策。天覚山という当初の目的は昼半ばにして既に達成されているため、特に時間も気にすることなく行動することができる。散策を続けると、

夢彩菓すずき

夢彩菓すずき、お前!リニューアルしてるじゃないか!!!!

ヤマノススメセカンドシーズン第十八話から引用

地域密着な感じの風貌からは一転、市街からもお客さんがたくさん来そうなモダンでハイソな感じのお店にリニューアルしているではないか。姿が変わったことに驚きを隠せないことに加え、ヤマノススメに登場していたあの姿をもう拝めないということに少しショックを受ける。

夢彩菓すずきのクッキーシュー

リニューアルして綺麗になったお店に入店し、クッキーシューを頂くことに。これがとても美味しかった。皆さんもぜひ夢彩菓すずきでクッキーシューを食べてみてくださいね。

宮沢湖温泉 喜楽里 別邸からの景色

クソ暑い中行動し続け汗でぐしょぐしょの雑巾となりオタク不快指数が極端に上昇したため我々は温泉へと向かった。

「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」さんで汗を流す。オタクが風呂に入っているだけで特に面白いこともないので割愛する。

CARVAANさんのビール

汗を流してすっかり清潔になりオタクではなくなった我々は、飯能駅前に店を構えるCARVAANさんで一杯やることに。たしかバオバブセッションIPAだった気がする。セネガルのあのデカい樹バオバブの実を使ったIPAらしい。異国情緒が過ぎる。IPA自体がまず日本だとマイナーなのに、それに加えてセネガルのバオバブの実ときている。飯能駅前で突然世界旅行に来た気分だ。

ビールは写真を撮る前に一回ぐいっといっているね。お茶目だ。

CARVAANさんのソーセージ

ソーセージも美味しかった。このソースもなんか珍しいやつだと言っていた。ソースの詳細は忘れました。なぜなら、この記事は断続的に執筆されており、現時点で当日から二か月も経っているからだ。だから文体もなんか少しずつずれているのだ。

皆さんもぜひCARVAANさんで一杯やってみてくださいね。

店を出るとなにやら街が賑やかな様子。音の鳴る方へ歩いていくと、

神輿的なもの

祭りだ!祭りがやっている!神輿のようなもの(タイヤ付き)が往来を闊歩し、尋常じゃない数の人がその隙間を縫っている。公園で小規模にやっている、地域のこじんまりした祭りではなく、公道をドカンと貸し切ってやっているタイプの祭りで、飯能市民はみなこの日を待ちわびていたかのような様子だった。

祭りの様子

屋台も熱気にあふれており、「夏!」といった風情が出ていた。

祭りに満足した我々は、時間もそこそこであったので帰路につく。

池袋線 特急ラビュー車内

池袋線特急ラビューに乗車し、悠々自適に帰路を過ごす。我々は特急に乗ってスマートに帰ることができる。大人なので。


むすび

飯能に来たのはこれが初めてではないけれど、ヤマノススメの皆がこの町で育ったということに納得感が得られる小旅行であった。少し足をのばせば豊かな自然にすぐアクセスすることができる街で、登山を始めるにはうってつけかもしれないと感じる。しかし思春期の若者が閉じ込められるような田舎というわけでは決してなく、池袋にもアクセスできる利便性も併せ持つ。街自体には空間的な余裕もあり、窮屈な印象は受けない。バスを使えば綺麗な住宅地にも行くことができる。ひなたやあおいのような子がのびのびと育つことが想像に難くない。

楽しい小旅行でした。Laghくん、飯能の皆さん、ありがとうございました。

おわり

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