ちょっとだけ進む/2024年春に本を出す(第8話)
Word原稿をひと通り最後まで読んで確認してみると、こころも少しだけ落ち着いてきたように感じる。
現在、73,000字。これに残りの連載一回をたすと、76,000。「8,000字のあとがき」も控えているので、トータルで84,000字。なぜだか、Wordでは15行×36字で組むと、255ページ。
思ったより、分量が多い。校正者には70,000字くらいと伝えていたが、仕方がない。原稿は膨れ上がったのだ。
あとは、本文フォーマットをつくるデザイナーの腕にかかっている。いまの予定では、160ページには収める予定である。1週間後にはデザイナーに渡すことになっているが、なんとか間に合いそうである。ひと安心。
さて、ここから書き直さなくてはならない。目処は立った気もするが、ほんとうに本になるのだろうか。とにかくクオリティ、クオリティである。写真も数点でいいだろう。あんまり写真があると本として軽く見られてしまうかもしれないからだ。1,500円の定価に耐えられるように。消費税込みで1,650円。これまでの自分や人生をすべてつぎ込んだような本にしたいものである。無論、そうするつもりだ。
落ち着いて読んでみると、なかなか面白い気もしてきて、ちょっとだけ自信もついた。あとは締切まで、少しでもいい文章にするべく努力するしかない。
レギュラーの仕事はもうほっぽっている。仕方がない、これは一世一代の大勝負なのだ。これが売れてくれなかったら、借金まみれで死んでしまうので、どうにか売れてほしい。そのためには、いい本にしなくてはならない。
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