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『一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう』プレイ感想

 僕がゲームのレビューをするということ自体非常に珍しいわけですが、それだけこのゲームが名作だったからなのか、と訊かれたらいやそういうわけではないんだけれども確かにとてもいい作品だったしこういう感想というものはクリアしてすぐにアウトプットしないと薄れてしまうものだから、まぁ物は試しにということでここに記します。

 タイトルは『一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう』という長いうえにヘンテコなタイトルですが、タイトルの意味も後々理解できます。このゲームはいわゆるノベルゲームで、どんな内容かというと、
感情無い系の銀髪ロングぱっつん白ワンピ色白美少女と2人きりで、人類が滅亡した荒廃世界を旅する
というものです。これを見て僕は思いました。
『おいおい、詰め込んだなぁ~~~~!』
"要素"を詰め込んだなぁ〜〜〜!
感情無い系というオタク大好きな属性に銀髪ロングぱっつん白ワンピ色白というこれでもかというほど理想的なオタク好みの美少女。声もめちゃくちゃ可愛くてオタク好みです。さらにその子と二人きりで旅をします。オタク好みですね。

タイトル画面

 タイトル画面ですが、ここに写っている少女と共に旅をします。可愛いですね。ロリコン大歓喜。こんな少女と共に旅ができるなら、どんなに荒廃した世界であっても生き延びていけそうです。

かわいい

 かわいい。感情無い系なので最初は感情が無いんですが(進次郎)、段々と感情を学んでいくその過程がたまりませんな。これまで見せてくれなかった反応、見られなかった表情、声色、それらが一つずつアップデートされてゆくたびに「おっ」となります。わかります?この「おっ」っていう感じ。少しわくわくするんですよね。この作品はそういう感じです。
 とまぁ、ここで感想を終えてしまうと、完全に上澄みの綺麗で可愛いところだけしか扱っていないので流石にそれはよろしくない。少女終末旅行みたいなのんびりとした旅をしている訳ではないので、ちゃんと説明をさせていただきます。

 まず、主人公はある日目が覚めたらどういう訳か全く動けないんですね。そして腹も減らないという不思議な状態です。ここがどこかもわかんないし建物は崩れそうだし建物の外からも全く音がしないし只事じゃないことがわかります。途方に暮れているところに少女が通りかかるわけですが、その少女の方はもっと不思議な状態で、事あるごとに突然死ぬんですね。そこには何もないのに、いきなり血を流して倒れたり、身体を潰されたり、身体が燃え上がったり、とにかくまぁいろんな死に方をして、その度に即生き返ります。何事もなかったかのように生き返ります。そんな変な少女ですがとりあえずその少女に運んでもらわないと自分は動けないので、なんとかして運んでもらい、荒野を移動していき……という感じです。
 シナリオは、泣けるポイントがしっかりあって、「さぁここで泣いてください」って感じなんですけど、余裕で泣きました。予測可能回避不可能ってやつですね。なんか麻枝准みたいなシナリオって言うとわかりやすいですかね?
 あと、エンディングで表示されるCGのどれもがあまりにも美しくて、全てがパソコンのデスクトップ画像に設定したいくらい。ハタチの頃なら余裕でしてた。
 ボリューム的にはそんなに多くなくて、選択肢もありませんずっとボタンポチポチするだけのノベルですから、ボイス再生を飛ばしながら読めば6時間もかからず終わります。皆さんもどうぞ。

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