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マスクよ、コロナ禍よ、さようなら

遂にこの時が来た。3月13日から野外でのマスクが原則不要となった。

アングロサクソンから遅れること2年近く、頭大和魂になっていた大日本帝国もようやくWithコロナへの舵を切ることとなった。

筆者は以前、コロナ自粛を人々に強制する世間様を倒せるチェーンソー(魔界塔士Sa・Gaのネタ)は阪神タイガースの優勝によるトラキチの熱狂にしかないと思っていた。しかし、シーズンオフを待たずにそれは達成された。そうWBCである。

WBCのテレビ視聴率はAmazon Primeというネット配信と競合しながらも軒並み40%を超える驚異的な数値をたたき出した。メジャーMVPの二刀流大谷翔平を筆頭に日系アメリカ人のヌートバー、メジャーで活躍し続けるダルビッシュ、残念ながらケガで欠場にはなってしまったが鈴木誠也などメジャーリーガーが惜しげもなく参戦を表明し、日本からも今年ボストンレッドソックスと120億の大型長期契約を結んだ日本の4番吉田、2年連続投手4冠の山本由伸、三冠王村上や巨人の若き4番岡本など、過去最高のメンバーが集まった侍ジャパンが2大会ぶりの優勝を目指して野球大国アメリカやベネゼエラに挑む。これ以上ないシチュエーションに日本国民は熱狂した。

さらに凄いのがNPBである。WBC日本予選でついに数年ぶりの声出し応援を解禁したのだ。そのおかげで全世界に東京ドームでの大声援が響き渡ることになった。もしこれが無音であったとしたらどうだろう?盛り上がりに欠ける予選となっていたに違いない。

そしてWBC大成功を追い風に、NPB各球団が次々とノーマスク声出し応援解禁を発表している。もちろん阪神タイガースもだ。他のメジャースポーツ団体がノーマスクや声出し応援を決断できずにモゴモゴしているのをしり目に、NPBのスピード感は本当に有能と言わざるを得ない。

NPBはアングロサクソンが仕切るMLBがルール変更をするたびに、それをすぐに取り入れ日本風にアレンジして運営してきた。決断力はないがアレンジ力や調整力に長けた日本はアングロサクソンの背に乗って進むのが間違いない。日本プロ野球連盟はコロナ禍においても、どのメジャースポーツ団体よりも早く世界の流れに乗ることに成功した。今後もプロ野球が日本スポーツエンターテイメント界のトップであり続けることは間違いなさそうだ。

もしWBCで日本が優勝するようなことがあれば、完全にコロナ禍が終わり、大谷翔平はアルゼンチンのメッシのようなある種の信仰の対象に近い存在に上り詰めるだろう。

つい興奮して話が脱線してしまったので戻そう。とにかくもうコロナ騒動は店じまいの雰囲気だ。テレビはコロナ患者カウントダウンをやめ、今はマスクの数を数えている。コロナ騒動を徹頭徹尾エンタメとして消費するメディアの姿勢には笑ってしまった。今はWBCバブルに首ったけである。そのうち意味のないフェイスシールドも外していくだろう。

飲食店もノーマスクで入れるようになった。ただあの忌々しい効果ゼロのアクリルボードは撤去する店舗としない店舗に分かれている。アクリルボードは令和の竹やりだ。意味がないくせに邪魔すぎる。一刻も早く撤去して欲しい。

子供たちが遊べる室内遊技場などもどんどん再開が進んでいる。ボールプールなど一部はまだであるが時間の問題だ。子連れでモールなどに出かけた際に大変助かっている。

そしてようやく学校でのマスク着用が終わりを迎える。真夏にマスクを子供に強制していたのは本当に愚かで哀れで頭火の玉で救えなかったが、それも終わりだ。子供達にはコロナ前と同様に楽しい学校生活を送って欲しいと願わずにはいられない。

コロナ禍に復活した世間様はWBCというチェーンソーでバラバラになろうとしている。大変めでたいが、そんな中で一つ心配していることがある。

今回のコロナ騒動で最も世間の脚光を浴びた人々、そう感染症専門医の先生方や一部の医師たちである。

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