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『子供を産んだら奨学金免除』という神の一手

政府が異次元の少子化対策として次なる一手を打ち出してきた。政府の打ち出した少子化対策、それが『子供を産んだ夫婦の奨学金返済を免除』するというものだ。

これに対しツイッターでは賛否両論の嵐が吹き荒れている。まず初めに筆者の意見を述べよう。筆者は大賛成である。これはやりようによっては少子化対策として大きな前進が期待できる起死回生の一手になる可能性がある。まさに神の一手だ。

奨学金返済免除が起死回生?神の一手?ほんと?そう思う読者が多いかもしれないので詳しく説明してきたいと思う。

まず反対派に大前提として話しておきたいのが、今の日本のおかれる状況を考えれば、この政策のやり方に意見するならまだしも、政策そのものに反対している余裕はもう日本社会にはない、ということだ。”昭和の価値観リバイバル”以外で少子化を食い止めたいのであれば、リベラルの枠を出ずに思いつくありとあらゆる少子化対策を試してみるしかない。

スピードが何より重要だ。何せあと数年すれば人口分布で多数派のゆとり世代の30代が子供を授かれなくなり人口の再生産が出来なくなってしまう。Z世代にも出来るだけ早く結婚して貰い、2人以上の子供が授かりやすい環境を整備するためにもとにかく急いで対策を実施していかなければならない。少子化対策にはリミットがあるのだ。費用対効果の計算など言っている場合ではない。

中には「奨学金免除のために子供を産まされる!!」という頓珍漢なものまであり頭が痛くなった。別にこの制度を利用したくない人は、これまで通り自力で返済を続ければいいだけだ。あくまでこの制度は『利用したい夫婦はこの政策を利用してくれればいいですよ』という何の強制力のないものであり、人権侵害でも何でもない。きわめて”リベラル”な少子化対策だ。上記のような感情的な反論は的外れとしか言えないだろう。

おそらくこれから政府は観測気球を上げつつ世論の動向を判断し、奨学金免除の方法を細かく設定していくのであろう。1人目で何割返済を免除すべきか?2人目で夫婦全額免除はやりすぎか?3人目ならいけるか?など様々な議論が政府内でなされていることだろう。しかし筆者は提案したい。

『一人目を産んだ時点で夫婦両者の奨学金を全額免除』これである。

もちろん早期の計画離婚や育児放棄には厳格なペナルティを用意することが大前提であるが、是非政府はこれを検討して欲しい。

さすがに大盤振る舞い過ぎないか?と感じる読者も多いかもしれない。しかしこの政策にはここまでする価値があるのだ。それは何故か?詳しく説明していこう。

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