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フルタイム共働き家庭を目指す若者に伝えたい3つのポイント

結婚後もフルタイム共働きを望む若者が増えている。最も大きな理由は経済的な余裕を得るためだ。

都会では上がり続ける生活レベルと住居費を支払いのためにお金はいくらあっても足りない。東京首都圏のファミリー向けマンションの価格はうなぎ登りであり、いくら若者の初任給が数万アップしたとしても、とても旦那1人の年収では3人以上の家族が住む住居を購入することが難しくなってしまった。

地方では住居の価格は安く抑えられるが、生活のために車は必須であるし、東京ほど稼げる仕事がない。そのため、結局は生活をために夫婦共働きの道を模索する羽目になる。

男性は自分1人では家族を養う自信がないから、女性は社会進出が進みせっかくいい仕事に就けたので続けたいという思いから、令和の若い男女はともにフルタイム共働きを望む。

しかしそんな若者にフルタイム共働き核家族子供複数人育児について筆者が伝えたい。経験者として言いたい。フルタイム共働き核家族子供複数人育児はめちゃくちゃキツイ。

フルタイム共働きといってもグラデーションはもちろんある。夫婦ともにフルタイムリモートワークの夫婦と、妻がシフト勤務で旦那は出張だらけの夫婦では、育児の難しさは全く違う。前者であればよほど会議が詰まってでもない限り、かなり余裕をもって育児をすることが出来るだろう。妻だけでも時短勤務やリモートワークが出来る仕事ならかなり難易度は下がる。

しかし、そんな恵まれた職場に働く人ばかりではない。後者のようなシフト勤務や出張の多い職種に就く夫婦が平日育児をすることは至難の業、いやほぼ不可能と言ってもいいだろう。そういった夫婦の多くは、ジジババヘルプが使えない限りは妻がパートや専業主婦にシフトチェンジする。

問題なのが『夫婦ともにたまに残業があるが基本定時帰り』のような夫婦である。このゾーンのフルタイム共働き夫婦が最も仕事と育児の両どりを諦められずに、板挟みに苦しむことになりやすい。

フルタイム共働き育児の最大の敵は子供の病気である。保育園はパンデミックの玉手箱である。日々様々な感染症が蔓延し、当然子供たちは酷い時期は毎月のように体調を崩す。子供が複数人いればさらに自宅までもが感染症パンデミックの会場となってしまい、子供たちが連鎖的に感染症に侵されてしまい、連続で保育園を休むことは日常茶飯事だ。

そういった時に頼りになるのが病児保育であるが、病児保育所も万能ではない。感染症パンデミックが起きやすい冬場などは病児保育所も満員御礼で預けられないことが多々あるのだ。そうなれば夫婦どちらかが休んで子供の面倒を見るしかない。ジジババヘルプが助けが得られなければ、その負担は想像以上に大きい。

仕事を休みやすいパート主婦家庭や、最悪子供が家にいても仕事が出来るフルタイムリモートワーク家庭なら子供の体調不良にも柔軟な対応が出来るが、そうではないフルタイム共働き夫婦は気合で立ち向かうしかないのである。

日常的な育児負担も馬鹿にならない。登園・降園の準備や、保育園行事への参加など、タスクは山積みだ。ベビーシッターなども大都会を除けばまだまだ普及しておらず、都会でも人気のシッターは常に予約でいっぱいだ。思った以上に育児を外注することはできないのが現実なのだ。

そんな過酷なフルタイム共働き育児生活を成功させるためにできることは何か?筆者が自身の経験や周囲を見ていて感じた3つのポイントがある。まず意外と軽視されがちだが重要な1つ目が……


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