元気ハツラツ団塊世代

日本の中心にいるのは誰か？それは未来を担う子供達でも社会で戦う現役世代でもない。そう高齢者となった団塊世代である。

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団塊の世代は70代を迎えた今でも元気ハツラツ、毎年のように雪山に特攻し安全志向に凝り固まるZ世代に”挑戦することの大切さ”を教えてくれている。山岳救助隊の皆様本当にお疲れ様です。

仕事の世界においても定年後も嘱託や会長、アドバイザーなどのポジションにつき、口では”俺の出番は終わったよ”と笑いながら、子飼いだった手下社長を毎週のようにzoom会議やteam会議に呼び出し、会社の方針についての指示や指導をかかさない。頼むからゴルフだけやっててくれ。

戦争を経験せず、戦後復興と戦争特需のビッグウェーブに乗り逃げ切った無敵の団塊世代は、我々ロスジェネ世代と比較してまさに陰と陽、日本の栄光と衰退を象徴している。たった40年生まれる時期が違っただけでこうまで違うものか。

圧倒的経済成長と皆婚時代を生きた団塊の世代の多くは子供や孫の成長を見届け、やるべきことをやりきった人生に幕を下ろすだろう。何者にもなれず日々やっすい給料でこき使われ結婚すらままならなかった者が沢山いるロスジェネ世代は、死に目にいったいどんな景色を見るのであろうか？

団塊の世代のパワーの源はもちろんその圧倒的数の力によるところが大であるが、ただ数が多いだけでは烏合の衆である。しかし彼らは我々ロスジェネ世代と違い、一枚岩になる力を持っている。なぜ団塊の世代は強いのか？

それは彼らが”成長する日本と自分達”という物語を世代間で共有して生きてきたからである。