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海の向こうで「愛しき言つくしてよ」

非日常に向かってすすむ私の毎日。昨日は納品原稿を書きながらこんな動画をみた。

息子からたびレジには登録してくださいとLINEがきたので、いろいろと外務省のページを見て回ったその一つだ。日本人や日本の企業に向けての安全対策マニュアルをゴルゴ13(声優は舘ひろしさん)を使ってうまく作っていて面白かった。そして1話目には、これを作った頃に外務大臣だった人が声優で登場している。

十数本、全ての動画を見終わって、いろいろなことを思わされた。ペンネームで書いているとはいえ、SNSに「いまここにいます」といったリアルタイムの投稿はできないのだと。インドネシアにいったとき、ちょうど地震があり津波も来ていた。しかし何人かでいっていたのでたびレジどころか外務省のページなどもまったく読んでいなかった。

今、見直したらあれは5年前のことだった。のんきに神様お守りくださいなんて書いているのが恥ずかしい。もっとたくさんの写真がまだ携帯に残っている。あの町のエネルギーを伝えたかったのに、どうして書くことをやめてしまったのか。決して津波のせいにはしたくない。そしてそんな私を、今回も友人達が心配している。

9.6地震のときも情報が遮断されていて停電が解消されるまで何もわからずに過ごしていた。義父が亡くなったり、防災意識が変な方向に向かったりしたが、まだ平静は保てていたきがする。

そして今回は、すべて「自分の身は自分で守る」ことしかないとあらためて実感。背筋を正して感謝したい。外務省とゴルゴ13よありがとう。どこかにホントにGマニュアルが存在するなら読んでみたいけど、動画を全てをみた私の中には自分なりの安全対策が残ったからよしとしたい。下記の動画の質問にはちゃんと回答できたのがうれしい。

実際にゴルゴ13は守ってはくれないことは知っている。安全対策の動画をみながら、いろいろと知らなかったり、忘れかけていたものが呼び起こされてきた。タイトルの中の「愛しき言つくしてよ」は木原敏江さんの漫画のタイトル。いまこそ地球の真ん中で叫びたい言葉じゃないかと思う。

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