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注目してしまう部分が人と違う件

今、村田忠良先生の『老いの人間学』と言う本を読んでいる。その序にかえてと言う最初のところに。

「老いの身の哀れを誰に語らまし杖を忘れて帰る夕暮れ」

という良寛さんの歌が載っている。

 良寛さんのこの歌ついて普通の人なら多分「あぁあるある、とか老いを感じるいい歌だなぁ」としみじみ思うだろう。今の私ならそのように思ったと周りに言うこともできる。

 しかし以前の私の場合は、『良寛さんも晩年は杖をついていたんだ!』と言うように注目してしまう。若い頃は注目するだけならいいんだけど、そのことを周りに話してしまっていた。

 そうするとこいつ何言ってんだと言う空気になる。多分中学時代のいじめの原因はこの辺だったんじゃないかと今ならわかる。

 そんなふうに自己分析ばかりしていても始まらない事はわかっている。後悔は先に立たないし子育てのやり直しはできない。子供たちに変なお母さんだと思われているのは辛いけれど今は、私の懺悔を受け入れてくれるだろうと思いたい。

 だから子供達がみてないところで書く。いつもヘンテコな母に付き合ってくれてありがとう、そしてごめんなさい。これからもよろしくお願いね。

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