いっしょにあーそぼ
ずっと考えていたことがある。
この温もりをどう表現してみようかと―――。
今年、いわきFCに出会い、たくさんの人達と出会い、家族一同とても楽しい毎日を過ごすことが出来ている。
奥様は奥様でみんなとの交流がとても楽しそうで、娘は娘でいろんな人に声を掛けてもらって嬉しそうで。
自分としても、まさかこんなにもたくさん人と知り合い、楽しい日々を過ごせるとは、今年の初めには思ってもいなかった。
そのぐらい、充実した幸せな日々を過ごさせてもらい、感謝の念に堪えない。
距離感という関係性
人間であれ、物体であれ、なんであれ、
距離感というものは互いを結び付ける上では大切な要素である。
建物だって近すぎるとぶつかることもある。
逆に遠すぎても寂しい気持ちになることもある。
特に人間同士の繋がりは、人によって許容範囲が違うから、
各々の『心地良い距離感』というものは
絆を結んでいく上で重要なものであると
個人的には認識している。
そしてこれは、サポーターの雰囲気というものにも
当てはまるものだとかねてより感じている。
クラブに関わる全ての人を
『ファミリー』と形容することもあれば、
共に闘うサポーターを
『仲間』と呼ぶこともあるだろう。
その地域、そのクラブ、そこに集まる人たち
それぞれの雰囲気や成り立ち、歩む方向性によって、
その在り方は様々なスタイルがあろうかと思う。
そこに正解は存在しない。
温かさの種類
今年の3月。
開幕戦に足を運んだことで始まった、
我が家のいわきFCサポーターとしての生活。
最初はもっと引いた距離感で
フットボールとハーマー&ドリーと共に
ゆっくりと進んでいくのだろうと
考えていた。
しかし、
そうした予想は良い意味で裏切られた。
そこにいるみんなとの触れ合いは、
これまでのフットボールに関わる人生の中で、
経験したことも無いほどのスピードで
深まっていった。
みんなと出会い、
温度を感じ、
心地良さを覚え、
あとはもう自然と心惹かれるまま。
まるで凍えた身体を温めたい時に
温泉に吸い込まれていくかのごとく
その輪の中に入っていった。
(その顛末は以下の記事に書いてありますので
気になる方はこちらへどうぞ)
そうしたみんなとの触れ合いを、
何かこう、個人的にしっくりくる言葉で表現したいと思い、
ずっと考えていた。
ファミリー。
確かにそんな気持ちになる時もあるが、
ちょっと違うような感覚がある。
仲間。
これはもちろん当てはまるが、
それだけではない温もりがあるような気もする。
なんかこう、
自分の今までの人生の中で、
この心地良い距離感は、
仲間やファミリーといった形容以外で、
実際に体験したことがあるような気がする―――
そんなこんなで、
あぁでもない、こうでもないと、
いろいろ形容を試みているうちに
気付けば季節は秋になっていた。
やっとたどり着いたしっくりくる答え
それは、ある日生活の中でふいに訪れた。
いつだったかも思い出せないくらい、
日常の些細なひとコマだ。
娘が私に声を掛けてきた。
「いっしょにあーそぼ!」
その瞬間、
ジグソーパズルの最後のピースがはまるかのように、
私の頭の中の感覚がピッタリとハマった。
コレだ。
幼稚園・保育園や
小学校低学年ぐらいの時期。
そこには色んな子供たちがいて、
まだわけもわからずに
理屈じゃなく気持ちで
人間関係を結んでいたあの頃。
そこには気の合う子もいて、
合わない子もいて、
同じクラスの中には色んな子がいた。
そんな中で
「いっしょにあーそぼ」
っていう感じで気の合う子に触れ合いに行って、
結果、誰かと一緒に遊べた時の
誰かと仲良くなれた時の
純粋な心地良さを伴う『楽しい』という感覚
自分なりのしっくりくる
温もりの種類の答え。
それは
『ともだち』
だったのだ。
もちろんファミリーとして
良い事も悪い事も言い合いながら歩んでいる人もいれば、
仲間として闘っている人もいると思う。
別にみんなが同じ感覚である必要は無い。
ただ、自分はそれが一番しっくりくる答えだった。
気の合う子同士で繋がり、
気の合わない子がいても
それはそれで距離を取り、
学び舎というハコの中で
なんとなく絶妙な距離感で成り立っている
あの空間。
(いじめられた経験もあるにはあるから
成り立たないこともあるのは重々承知ではあるが)
そこで「ともだち」と呼べる
気の合う子と一緒に遊べた時の
純粋に人間同士の温もりの中で
楽しさを味わえたあの感覚。
それが正に、
いま自分がいわきFCを通じて出会った
「ともだち」
と触れ合いながら感じているものだった。
さいごに
今となっては
良いか悪いか大人になってしまったので、
いろんな理屈や世の中の仕組みを知り、
幼少期とまったく同じような
人間関係を結べているわけではないと思う。
だけど、大人になってしまっても、
あの頃のような純粋な楽しいを感じられる温もり
「ともだち」
自分にとっては、
いわきFCに関わるみんなや
いわきFCを通して出会った他サポのみんなとの繋がりは
そんな言葉で
これから表現していきたいと思う。
いわきFCとハーマー&ドリーに会うために
試合会場やいわき市・双葉郡、アウェー開催地等々を訪れていることは
相も変らぬものであるが、
いつしか主目的は
『そこに会いたい"ともだち"がいる』
になっている。
そしてこれからも
関わりの中でそんなともだちに出会えたら
楽しいなぁ、なんて思うに至る。
というわけで、これからも
いっしょにあーそぼ!
(非公式の皆様がいっぱいいるから
写真が手元に無い方もいるので、
一部の皆様しか掲載できなくてすんませんm(_ _)m
でも、いつも楽しませてもらってます♪
たくさんの触れ合いをホントにありがとう)
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