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【追記】My Universe: 私とあなたのそれぞれの世界

【この記事を書いた後に、PVが公開されたり、Coldplayのパフォーマンスがあったりしたので追記しました】

【9月25日更新分】

ColdplayとBTSのコラボ曲「My Universe」がリリースされましたね!!!

以前YouTubeでクリス・マーティンと対談しているBTSを見て、ぜひとも一緒に曲を出してほしいなあと思っていましたが、その時にはもうレコーディング済だったのですね…!なんとも嬉しい知らせで、発表になってからリリースの9/24までワクワクしながら過ごしていました。

Coldplayといえば、YellowFix Youが私の中で代表的な曲で、世代的にはViva la Vidaがドンピシャ。リリースされた時はめちゃめちゃ聴いていたなあ…最近はあんまり聴いていなかったけど、時々恋しくなるのが「Coldplayっぽさ」のある広がりがある世界観でして。言語化するのが難しくていつも抽象的になってしまうのですが、このブワーッて感じ。笑

(こうやってみると、クリス若いな…)

今回の曲もそのブワーッとした感じもありつつ、今の電子音楽の雰囲気もあって、今の時代のColdplay!な雰囲気がある。でもクリス・マーティンの声は相変わらず優しくて深みがあって、Yellowを聴いた時に感じた包み込む様な要素も感じる。

そこに意外にも、BTSの7人の声がマッチしているからこれまた驚く。BTSはバラードやしっとりした曲もたくさん歌っているし、圧倒的に歌う事も表現力も素晴らしいとは思っているけど、Coldplayの雰囲気とはちょっと違うかも?と思っていたんですよね。どちらも素晴らしいけど、別ジャンルというか。
でも不要な心配でした。てゆうか私の様な素人が心配するまでもないですね…ごめんなさい。

今回気付いたけど、BTSとColdplayはどちらも慈愛に満ちていて、強く愛のあるメッセージで私と導いてくれようとしている気がする。どうやって生きてきたら、こんなに優しくて強い軸を持った人間になれるんだろうな…憧れであり羨ましくあります。だからこそBTSのメッセージ性にも惹かれたし、Coldplayも強いメッセージを持って音楽を発信してきた事に気付いたのかもしれない。(今更ですが)

今回の歌詞は、とてもプライベートにも聞こえるし、大きくパブリックな愛の様にも感じられます。「Universe」という言葉をそのまま宇宙ととるか、個人の心の内と捉えるか…その時の自分の心理状況によっても感じ方が大きく変わる様な気がするなあ。初めにMy Universeを聴いた時に思い出した、BTSの「Mikrokosmos」では彼らとARMYだけの、僕と私の「小宇宙」という印象があったけど、今回は本当にUniverse、世界中の事を指している様に感じました。

(Mikrokosmosもめちゃめちゃ好きです)

単純に楽曲としても素敵で、クリス・マーティンの低い声と、BTSの7人のそれぞれ個性溢れる声がとってもバランス良く混ざり合っている感じがする。全編英語歌詞ではなく、英語と韓国語、それぞれの母国語で表現しているのも素敵だなと思いました。やっぱりどんなに第二言語を操れる様になっても、母国語は名の通り母国語だし、自分の思っている事を一番に表現できるのは母国語だと思うんです。いや、そうじゃないくらい第二言語を自在に操れる方もいるんでしょうけど、私がそうだから、みんなもそうなのかなあと想像しています。

これからMVも出るみたいですし、まだたくさん楽しみが控えていそうでワクワクしています。いつかColdplayとBTSが同じステージでこの曲を歌ってくれる日がくるといいな。

【追記】

リリース時にあまりの感動に勢いで書いてしまったこのnoteですが、その後アコースティックバージョンが登場したり、Grobal CitizenでのColdplayのパフォーマンスがあったり、MVが公開されたりと、ショートドキュメンタリーが公開されたりと、一気に賑やかになりまして。これは追記せねば!と、またもや勢いで色々書いてみることにします。

MV
世界観が良い…そして作り込みがめちゃめちゃ本気。多分、同じスタジオで撮影できていないんだと思うけど、それをうまく活かしてるな〜という作りでクリエイターとしても惚れ惚れ。デイブ・マイヤーズってあんまり彼の色!みたいなものを出さずに、アーティストや曲の雰囲気にきっちり合わせられるレンジの広さが魅力的だなと思っているので、冒頭で「DIRECTED by Dave Meyers」が出た時、やっぱりそのクラスにオファーするよね!ああこれは絶対良いMVだわ!と安心&期待しました。

(サムネイルがB級SFを思わせる雰囲気でこれまた良い)
終始、BTSのメンバーは楽しそうで、ラストのダンスブレイクで思い思いに躍っているシーンはこちらまでニコニコしてしまいます。Coldplayもさすがのかっこよさ。クリス・マーティンの中腰で歌う感じ、好きなんですよねえ。

アコースティックバージョン
いいですね、これ…オリジナルももちろん素敵だけど、アコースティックになった途端、グーっと響く感じがある。どんな曲でもアコースティックになったら良さが増すというのが私の持論ではあるんですけど、これもその法則にピッタリはまりました。

あと個人的には、ジョングク氏の声はアコースティックな楽曲にめっちゃ合うと思っています。

Documentary & Behind
レコーディング風景のショートドキュメンタリーと、MV撮影のBehindはよくぞ公開してくれた!!!ありがとう!!!ファンでなくても、こういう「裏側」を見るのが好きな私にとっては、ColdplayとBTSの裏側なんてもちろん見たいに決まっておるのですよ…

ドキュメンタリーは、そもそも撮り方と編集が最高にうまい。ファンが見たいところ、彼らのふとした表情や動きをしっかり押さえていて、なんだか幸せな気持ちになりました。カメラマンさんが、彼らとちゃんと信頼関係を築いているんだろうなあ。ウキウキでブースに入っていくジミンちゃんや、妙にテンションの高いユンギさん、ジョングク氏が褒められて嬉しそうなテテなどなど、特筆事項がめちゃめちゃ多いです。

MV撮影で、グリーンバックのスタジオで歌って踊るBTSの皆さん、やっぱり楽しそうで良かった。この時のホビとユンギさんのビジュアルがとても好き。Coldplayが撮影していた廃墟みたいなところも、素敵なロケ地でMVのストーリーにある世界観によく合っているなあと思ったり。ダンスポップなBTSと、バンドなColdplayと、「エイリアンスーパーグループ」なSupernova 7とで、雰囲気や見え方を丁寧に調整しているんだなあと思いました。MVを見ただけでも凄いと思っていたけど、Behindを見るとより凄さを感じます。

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