見出し画像

亡くなった母を見つけるまで①

母は私の家から車で10分くらいのところに
一人で暮らしていました。

母とは毎日電話でおしゃべりをするのが日課でした。
どうでもいいことばかり話していましたが、母とは何時間でも話せるくらい
仲良しでした。
大好きでした。

その日もいつものように午前中に母に電話したのですが不在。
午後も2時間おきくらいに電話をしたのですがずっと不在。

その時は「買い物にでも行っているのかな?それとも電話に気付いていないのかな?」くらいにしか思っていませんでした。

でも、、夜7時を過ぎてもつながらず。。
さすがに心配になって、母の家へ。

インターフォンを何度鳴らしても応答がありません。
母の家は電気がついていて鍵がかかっていました。
鍵は玄関ドアに2つついているのですが
メインの1つの鍵しかかかっていないことが多いので
私は鍵はメインの鍵1つしか預かっていませんでした。

でもその日はドアの鍵は2つ施錠されていて
私は家の中に入ることはできませんでした。

母はお出かけして帰りが遅くなる場合は、鍵を2つかけて
電気もつけて出かけるので
てっきり、その日も遠出をしているんだと思ってしまいました。

でも、違ったんです。

母は出かけてなんていませんでした。
今思い出しても、鍵を1つしか預かっていなかったこと
遠出をしているんだなんて、能天気な発想しかできなかった自分が悔やまれます。

長くなるので次に続きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?