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食べ物から、ダブリンと東京を比較してみる。
ダブリンに来て1週間が経った。
ここで、これまで私がダブリンで食べたもののまとめをしながら、私の居住地域である東京の食べ物と比較していこうと思う。
あくまで、私がダブリンで訪れた店との比較であり、ダブリン全体との比較では無いことをご了承願いたい。
フレンチトースト
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「Brother Hubbard (North)」の季節のフレンチトースト。
チョコレートが練り込まれたブリオッシュに、いちご味のクリームとチョコレートソース、ピスタチオ、ホワイトチョコレートがトッピングされている。
見た目はかなり派手で、中々お目にかかれないのでは無いだろうか。
このブリオッシュ、中に何かプチプチした麦のようなものが練り込まれて、それを圧縮したような不思議な食感だった。
個人的には、フレンチトーストは卵に浸した普通の食パンにメープルシロップとバターが1番だと思った。
よって東京が私の中では勝る。
スコーン
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次はスコーンである。
訪れたのは、「Bewley's Cafe」。
スコーンはプレーンと、フルーツ入りがある。
店員さんに聞いたところプレーンがおすすめとの事なので、プレーンを注文。
ほろほろ崩れる柔らかさと、優しい甘さ。
クロテッドクリームは想像以上にあっさりと軽く、ミルキーさを足してくれる。
ジャムの甘酸っぱさとクリームは相性抜群だ。
バターは最初に独特な風味がして、その後塩味を感じる。
東京であまりスコーンを食べたことがないので比較し難いという企画倒れ。
しかし、近場のカフェで食べた記憶を辿ると、もっと固く、水分が奪われるような感じだった気がする。
よってここはダブリンが勝る。
ちなみに今回訪れたこのカフェは100年近く続く有名店。
店内はステンドグラスが装飾として用いられ、非常に可愛いので必見である。
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シチュー
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次はアイリッシュビーフシチュー。
主にテンプルバーで食べられるということで、「Harkin's bar」というバーを訪れた。
この日、店内ではサッカーが放送され、店員さんとの意思疎通が困難なほど賑わっていたため、外の席で頂く。
この店のアイリッシュビーフシチューはかなり私が知っているビーフシチューと近い味だった。
デミグラスソースとゴロゴロした野菜、そして牛肉も相似している。
強いて言うならセロリは珍しいかなといった程度だ。
ちなみに、私の中の東京のビーフシチューは、伊勢丹立川店にある「西櫻亭」のビーフシチューである。
よく祖父母と食べた思い出の味で、深い色のデミグラスソースと崩れるほど柔らかい牛肉が絶品だ。
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値段は2970円と高い。
しかし、今回食べたアイリッシュビーフシチューも17ユーロで、円安の影響もあり、大体同じ値段である。
どちらも美味しいのは確かで、これは好みの問題になってしまうであろう。
私はダブリンの歯ごたえのある固めの肉より、西櫻亭の脂の乗った柔らかい肉が好みなので、東京に軍配が上がる。
パティスリー
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最後にパティスリー部門。
「Bread 41」でおすすめだというシナモンロールとアーモンドクロワッサンを購入。
シナモンロールは上のクリームチーズとオレンジピールが良いアクセントになっている。
アーモンドクロワッサンはスライスアーモンドのザクザク感と、隠れていたアーモンドペーストのクリームが楽しい1品。
どちらもバターがかなり効いていて、サクッとしつつジュワーといった擬音がピッタリである。
全体的に東京の方があっさりペロリと食べることができ、ダブリンの方がこってりしていて食べごたえがある印象。
気分によっても食べたいものが変わりそうである。
よって両者引き分け。
どちらの街も美味しいパティスリーで溢れていることに違いはない。
海外と日本、強いてはダブリンと東京の食にはやはり違いがある。
味が少し微妙だなと思っても、違いの発見があり、東京では味わえない美味しいものにあたれば万々歳、という日々がとても楽しい。
その差異をダブリンにいる残りの期間、存分に堪能しようと思う。
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