ep6 海外銀行口座開設の注意点

6回目の投稿となります。仕事が重なり投稿に向き合う時間が少し減っておりますが、合間を縫って投稿を続けて参りますのでよろしくお願い致します。

前回は海外で銀行口座を開設するメリットについてお伝えしました。今回は海外銀行口座開設の上で気を付けることをお伝えいたします。毎回最初に質問をしておりますが、今回は質問無しで本題に入ります。

海外での銀行口座開設で気を付けることは4点あります。

①　必要書類をしっかりと確認する
②　口座凍結にならないようにする
③　開設した国の情勢を定期的に更新する
④　口座開設ブローカーに気を付ける

それではそれぞれの内容について解説いたします。

①　必要書類をしっかりと確認する
海外銀行口座の開設にあたっては、各銀行によって必要書類が異なります。国によって異なるイメージを求められると思いますが、国別ではなく銀行ごとに異なりますこと念頭において下さい。また、銀行のホームページで必要書類を検索できる銀行もあれば、直接現地に行くか電話で確認する必要がある銀行もあり、対応は様々です。ネットなどで事前に調べられる銀行も多いですが、そのような銀行はとてもしっかりしているため利息が低い傾向があるかもしれません。反対にネット情報が充実していないものの、現地で確認すると非常に高金利な銀行を見つけることもできます。ですので本来であれば一度現地に足を踏み入れて調査をしてから銀行口座を開設することをお勧めいたします。

少し話が反れてしまいましたが、銀行ごとの必要書類の例を挙げます。

難易度0）パスポートのみ
難易度1）パスポート＋住所情報（滞在ホテルでも可能な場合も）
難易度2）パスポート＋在職証明（英語・日本語でも可能な場合も）
難易度3）パスポート＋パスポートの公的認証（日本や現地日本大使館での認証）

私の経験した限り、このような違いがあります。こちら大手だから難易度が高いということではなく、銀行ごとの独自のルール（所謂裁量）によって決まります。そのため各銀行への事前問合せが必要となってきます。特に、難易度2と3に該当する銀行については日本で書類を用意する必要がありますのでお気を付けください。

②　口座凍結にならないようにする
銀行口座を開設した後で何も取引を行わない場合、銀行口座が凍結されるリスクがあります。1年間取引履歴がないと凍結されるルールを設けている銀行が多い印象を受けます。こちら定期預金を開設すれば定期的に利息が入るため取引が発生し免れるケースがあります。仮に口座が凍結されてしまった場合、大抵は直接銀行に行って凍結解除の手続きを行う必要があります。移動時間なども含めて大きな負担となりますので、どのようなケースによって凍結となるか確認の上口座開設に臨んでください。また、凍結などのルールは年々更新される可能性がありますので、銀行ポリシー変更などの情報を受信できるメールアドレスの登録を忘れないようにして下さい。

③　開設した国の情勢を定期的に更新する
海外に銀行口座を持つことはメリットもありますがデメリットもあります。日本とは異なり、預金保証などの制度を設けていないケースがあるためです。日本では銀行が破綻しても預金していた金額の内1000万円は保証されるというルールが整備されております。そのため日本において天災や人災によって銀行が破綻しても皆様の預金はある程度保証されます。しかしながら海外においては預金保証制度は無く、銀行が破綻すれば皆様の預金が保証されることはありません。そのため、銀行が破綻するかもしれない情報が耳に入るよう口座開設を行った国の情勢を定期的にアップデートして入手する必要があります。

④　口座開設ブローカーに気を付ける
日本では、海外銀行口座開設を斡旋している業者が存在します。その業者は開設手数料を受け取って開設手続きを代行してくれます。場合によってはツアーを組んで現地に行って口座開設を案内してくれる場合もあります。一見するとこのようなブローカーは心強いです。しかしながらよく考えてください。先述の通り、皆様は自身で口座凍結とならないよう情報収集を行ったり、その国の情勢を継続的に把握する必要があります。最低限の英語は必要です。それが出来ない場合は口座開設はお勧めしません。ブローカーが最新の情報更新などを随時行ってくれる信頼できる場合はこの限りではありませんが、口座開設後は基本ご自身で全ての手続きをやる必要があることを忘れないでください。

今回は海外での銀行口座作成に関する注意点を私なりに述べさせていただきました。ご参考頂ければ幸いです。次回は私が行った海外不動産投資についての魅力などをお伝えできればと思います。

最後までご覧頂ありがとうございました。少しでも海外投資に関心が高まりましたらフォロー＆支援下さい、励みになります！