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起きあがるまで

今日は何もすることがない朝
暖かい珈琲
洗濯機が回ってる音を聞くことで得られる一応の満足感
明るい空
家族がどこかに出かけていくドア音
ほんとうにこれが幸せのすべてかもしれないって思うことの 安心感と無力感
窓の明るさと空虚感
影響力 影響力なんか要らないと思うのに

飛行機が見たい
飛行機は昨日燃えたから飛ばない

不穏な曇りでもどこか穏やかなのは
いつも通りをできること、することがあるから

午後3時の待ち合わせ
映画を観てお茶
柔らかな夕日
川を見に行く
河川敷に座る
そのまま時間も流れてしまって放置してる
大事なことなのに存在しないし終わってもない
日が暮れちゃったあとの暗がりなのか朝が来るのを待ってるときの暗がりなのかもう覚えてないけど戻りたい

目の前のことを愛せる大人になれてない
味わってるのはいつも過去か未来のどちらかで
今できるベストを考えようともしてない
色々思ってはいても
まず布団から出てないという事実

戻る
動く
行く
意味をつけにいく
起きようと思う













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