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小津安二郎の不思議な力

何だろう、小津安二郎の映画を鑑賞した後ず〜っと数々のシーンが頭から離れない。紀子3部作を観終えた今、折に触れて数々のシーンが何度も繰り返し思い出される。こんな映画は今までにない。

まるで恋人との思い出の如く、甘く強く胸に刻まれ、また寄せては返す波のように、絶えず離れていっては迫ってくる。

『晩春』で男女が湘南の海岸を自転車で駆けるシーンは、僕の胸の内を明かしているようだ。

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