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FXで行き詰った時に見ると覚醒するかもしれない記事

FXを勉強すればするほど沼にハマったり、上手く行ったと思ったらやっぱ勘違いだったり…etc FXはどれだけ真面目に取り組んでも2歩進んで3歩下がるみたいなものだと思います。

そんな時にふとした言葉がヒントになる事も結構あると思い、今の私が思う相場のコツかなと思うものを片っ端からまとめてみました。メモ書きみたいな感じです。

私自身も思いがけない言葉が誰かのヒントになった経験があるので、思い付き次第全部書いています。

勝ってる人ってよく考えたらそれめちゃ大事じゃんって思う事を無意識にやってたりするので、そういう部分を教えてくれる記事だと思うと良いかもしれません。

随時更新するので定期的に見に来て下さいね!


①結局相場の何を分析すれば良いの?

Q. 相場分析で何を知りたいのか?
A. 今からどっちに進むかを知りたい

その為にやること

  1. トレンド・レンジを区別する

  2. 動く範囲を意識する

  3. 先端が今どっちに向かってるか認識する

これさえ分かれば後は好きな所でどこでも入れる。皆が求めてるテクニカルは、〇〇の時に××で入る的なロジックじゃなくて、きっとこういうものだと思う。

1はそのままの意味。そもそもここが分からずにトレードや検証をしてるなら無駄な努力かもしれない。

2はトレンドなら押し目をどのくらい付ける波なのか?どんどん行ってしまう波か?レンジならどういう形のレンジか?水平線2本のBoxレンジか、斜め線使うレンジか…そこが分かれば環境認識完了と言って良いレベル。

3はじゃあその上で今この瞬間はどっちに向かっているのか?つまり今からエントリーするならどうするか。上昇トレンドだからってどこでも買えば良い訳じゃないし、戻している最中なら当然売っても良い。2で戻しが大きい波なら下げる範囲も大きいからより売りやすい。

レンジだからって真ん中で何もしちゃいけない訳じゃない。明らかに上限反発して下に向かってる途中なら別に戻り売りしても良い。そういう今の動きを捉える。

この3つが分かれば基本的に自由自在なトレードが出来るようになる。その為の分析をしているという意識を持つと何か変わるかもしれないと思う。

②短期足ほど裏切るまでも早い

「1分足は1分後に裏切る」
「5分足は5分後に裏切る」
「1時間足は1時間後に裏切る」

...以下略

ローソク足が完璧な形で自分の思い通りに行く!と思っても、その時間足が短いほど反対側にも理想の形が出来るまでが早くなる。

そう考えると短期足がどれだけしょーもない足かがよく分かる。よく分かると見る気も失せる。自然と上位足しか見なくなる。

例えば、4時間足なら裏切るにしても4時間後なので、それまでの4時間の間は素直に思った方向に進みやすい。ならその間を5分足で順張りで取るみたいな事は出来るといった感じ。

③重要なテクニカルは1,2つ程度

色々なテクニカルを組み合わせて根拠を重ねてエントリーというのも正しいが、実際は本当にその時優位性を感じるテクニカルはそんなに無い。

自分も実際にそうだが、

「なんかV字で上げそう」

本当にこれだけが根拠で買って普通に勝つみたいな事が殆ど。

ポンドドル1時間足
数時間後

この例だと安値を切り上げている事も大きなポイント。直近高値を抜けやすくなってるから。こういうのは無意識に処理している部分でもある。

他にも確かによく見れば水平線があったり、複数のMAに乗せてたりするがこれは後で気付く事も多いので正直いらん情報。でも勝てない人ってこういう所ばっか見るよね。

あれこれ理屈を当てはめようとするのは、この動きは買える!と身体が反応していない証拠。練習不足。理屈を持ち出すのは検証の時で、最終的にはその上に築かれた直感の方がトレードには重要。

④損切後に考える事

損切の理由は以下の2つのうち必ずどちらかである。

  1. エントリー根拠が崩れた

  2. タイミングを間違えた

1と認識している場合は潔く次のトレードまで待てるはず。根拠が崩れてるのに入るのは誰もやらない。

2の場合は根拠は崩れてないけど細かいタイミングを間違えただけ。それなら良い所に来たらもう一度入らないといけない。その時に気持ちが萎えて見送るのは絶対にNG。

正直1の方が楽だと思う。理屈の通りにやめるだけなので。でも1なのか2なのかが分かっていなければ入り直して連続損切もありえる。逆張りで死んでる人は全員そのパターンなので、いつまで同じ事やってんねんと思う。

2は入り直すべきと分かっててもメンタルが弱ってて入る気になれなかったりして意外と難しい。真面目に勉強してるけど収支がトントンかちょい負けの人に多い気がする。

まず負けたらどっちなのかを認識してみる。その上でどうするかをルールにして、勇気を出して実際にその通りに動いてみる。そうするとトレーダーとしての新たな感覚を得られるかも。

⑤上位足で下位足の動きは決まる

下位足をガン見してトレードしてしまう人は、下位足の形から次の下位足の動きは決まると思っている人が多いように思う。

でも実際は少し違う。

下位足で出来た形が確かに次の動きに影響することはあるが、それは一時的なものだったりする。最終的には上位足の方が大きく影響を及ぼす。

ただ大事なのは、それを感覚で理解できているかどうか。知識として分かっているつもりでも、実際に下位足が自分に都合の悪い形だったらそこに向かっていくエントリーは怖くなる。

これは恐らく多くの人に当てはまっていると思う。上位足で全てが決まると普段から認識して相場を見ていく必要がある。

例えば以下の場面ではラインをすんなり抜けたが、Twitterでは逆張りの売りをしている人も多かった。

ポンド円 1時間足

では、逆張りの売りが間違いだったかと言うと寧ろ正解だったかもしれない。なぜなら下位足では恐らく売るべき形が出来ていたから。

しかし、この位置は上位足では上昇傾向が強く、全く効きそうにもない流れであったので、結局は下げずに抜けていった。

最初にも言ったように、下位足の形によってある程度次の下位足への影響はある。しかし、それは一時的なものであって今回の場合は少し下げる程度であったと予想される。

下位足がどんなに完璧な形をしていても、上位足が逆なら結局逆に行く。全ては上位足で決まる。そういう意識をしながら相場を見続けてみてほしい。

いつも下位足に騙されて損切しているのだから、時には上位足を味方に付けて下位足に喧嘩を売ってみよう。

⑥偽物の見分け方

とても簡単。実際にリアルタイムで収支を見せてくれるかどうかを見るだけ。それか損切を普通に見せてくれるか。そうしてくれない人は全員偽物。偽物と決まった訳じゃないが、そう思った方が良い。

或いは勝ち方を分かっている人かどうか。

・相場の精度を上げるのではなく、同じ手法で入り続ける考え方
・勝率は低くても良い。トータルで勝つ
・利確は善、損切は悪ではない
・ルール通りに入ったなら利確でも損切でも正しい

こんな感じの事を言ってれば本物の可能性が高い。逆に偽物は当てる精度がとても高い事をアピールしがち。勝つ為には精度ではなく期待値を積むために感情に左右されない一定の行動が必要。

相場のレートは地球上の無数の人間の行動が生む結果なので、勝率100%とか精度を上げる事が出来るなら未来予知が出来る事に等しい。冷静に考えれば分かる事。

勝ってる人は損切が悪だと思ってないので、良い損切も見せてくれる。偽物は損切が悪でカッコ悪いものだと信じて疑わないので隠す。これは物凄く大きな違い。

⑦メンタル分析の方が効果的

勉強している人にほど当てはまるが、実際に相場で損切になった時に、テクニカル的な判断を間違えたと思って修正しようとする。

すると、修正に修正が重なり、ルールもてんこ盛りになって最終的には訳が分からなくなってくる。相場に疑心暗鬼が生じてくる。

こうなると入るべき所でも入れないし、焦りから変なエントリーしたりして相場の動きは割と読めているはずなのに不思議と勝てない状態に陥る。

こういう時に必要なのは、実はテクニカル的な修正ではなくてメンタルの修正の可能性が高い。

テクニカルもある程度精度を上げる事は出来るのかもしれないが、トータルで期待値1以上にするという意味ではそこまでの精度はいらない。もう頑張る必要はない、敢えて諦めてみよう。

それに過剰最適化と言って、修正しすぎると逆に成績が悪くなる現象もある。テクニカルと言えど完璧なものはないので、損切はある程度生まれるものだと認識しておいた方が良い。

逆にメンタルの方は実は全く同じ悪い癖を繰り返している可能性が高い。全く同じという所がポイント。同じ事を繰り返しているのでそこに気づいて修正出来れば次に良い行動に変えられる。

例えば、

  • 損切後、早く取り返したいので微妙にエントリーが雑になる

  • 損切後、人間性を否定された気分になる

  • 損切が連続した後、逆にエントリーが怖くなって入れない

  • 利確した後、万能感に満ち溢れててエントリーが雑になる

  • 利確するべき場所なのに、もっと1回で大きく取りたくて無意味に粘る

  • 土日を挟んだ後、相場に何故かプレッシャーを感じる

などなど、人の性格によって色々な精神的特徴が出てくると思う。

このような自分の悪い思考に気づく事もトレーダーとしての重要な仕事だし、この認識が生む差は本当に大きい。が、ここを重視している人は全体の10%未満じゃないかと思う。

どれほどの効果を生むのかをイメージで説明するなら、テクニカルの修正をしている時は1つ1つの修正がしっくり来たり一気に何かが変わる事は事はない。

しかし、メンタルの修正は1つだけで一気に変わる場合がある。ある意味聖杯を見つけた感覚にもなるかもしれない。

やる事は簡単で、悪い癖に自分で気付くこと。その後は、そうなった時に良い結果に結びつけるために自分がやるべき事を決めておくこと。

これが出来れば本当に怖いのは相場ではなく自分自身だという事も分かるし、相場を恐れる必要もどこにもないことも分かる。自分さえコントロール出来ていれば、相場は様々な情報を与えてくれるようになる。

だからこそ是非メンタルの修正も意識的にやってみてほしい。きっと自ずと自分が次どう行動するべきか?が自然と分かるようになるはずだ。


テクニカル的な記事は無限にあれど、相場で勝つための直接的なコツとはまた違うので、個人的に価値ある記事だと思います。

この他にも相場における基本や実践編をまとめたブログも書いています!よければ見てみて下さい。

今後も何かあれば随時追加していきます。

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