マガジンのカバー画像

旅のごちそう

13
旅の大きな目的は、現地の料理。 特別な料理もいいけど、現地の方々が日頃食べている日常の料理はもっと魅力的。
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

新竹ビーフンのできるまで(後編)

2016年春の台湾旅で新竹ビーフン工場見学したときの記録。前編はこちら。後編は製造工程をメインに記載。 東德成でのビーフン製造工程1.米を数時間水に浸した後にすり潰す 2.すり潰した米を麻袋に入れて脱水 3.筒状にして蒸す 4.練る 5.シート状に伸ばす 6.ビーフンの細さに押し出す 7.蒸す 8.カットして乾かす 作業は朝4時からスタート前日の夜に米を水に浸けておき、柔らかくなった米をすり潰すところから1日が始まる。その時刻は朝4時。 このお米を水に浸す時間を気候によっ

新竹ビーフンのできるまで(前編)

2016年春の台湾旅で新竹ビーフン工場見学したときの記録。 工場見学に行くまで - 茹でない、もどさないビーフン次に台湾にいくときは、何かいつもと違うことをしたいと考えていたところ、以前の訪問で他購入したビーフンがことのほか美味しかったことを思い出した。 ビーフンは一度お湯で戻してから野菜と炒め合わせると思っていたが、こちらのビーフンの説明には「炒めた野菜に、さっと水洗いしたビーフンをのせ、その上から少しの水を加えて蓋をして蒸し焼きにする。」と書いてある。 ちゃんと柔ら

ポルトガルの素朴なお菓子たち

2016年のポルトガル旅。 ポルトガル行きを決めてから読んだのか、これを読んだから決めたのか忘れたけど、馬田草織さんの「ようこそポルトガル食堂へ」はとにかくポルトガルの食に興味がわく本。 ケイジャーダとトラヴェセイロシントラはリスボンから電車で50分くらい。ペーナ宮殿、レガイラ宮殿の観光に。 シントラに来たからには、名物のお菓子、ケイジャーダとトラヴェセイロを食べて帰らねば。 ピリキータというお店で、それぞれ注文。 これは、ケイジャーダ。塩蔵したフレッシュチーズを塩抜き