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【映画】「愛がなんだ」

10連勤の3日目、今日は会社に残っていると怒られる日なので、家に仕事を持って帰ります、憂鬱な帰り道の社畜。辛い時は幸せな日のことを思い出そう。ついこの間の日曜日、仕事をし過ぎて死んでいる私の元に親友がケーキを焼いて持ってきてくれた。ちなみに彼女がお家に来ると連絡をもらってから掃除機くらいかけようとベッドのカバーを捲るとコンドームの取扱説明書が出てきました、なんか辛かった。

そんなのんびり休日に、久しぶりの『愛がなんだ』を見た。苦しいけど絵が綺麗で大好きな今泉監督の作品。多分もう5回目くらいになる気がしてる。この映画は見るたび見るたび「愛って何??愛されたいし愛したい」という気持ちになる。主要な登場人物たちはみんなクズなんだけど、みんなちょっとずつ違う愛の苦しみを抱えていてむず痒い。だからこそこの映画で“誰か”に共感する人が多いし、私も毎回違う人に共感できる。

彼女にはなれないのにマモちゃんに依存するテルコ。

好きな人がいるのに振り向いて貰えずに、テルコをいいように使うマモちゃん。

気になる人がいるのに自分を好きでいてくれる仲原をいいように扱ってしまう葉子。

葉子に叶わないと分かっている片想いを続けて、いいように使われる仲原、、、。

ううううう全員辛い。初めてこの映画を見た時、大学生だった私は完全にテルコに共感してこの映画を見ていた。(テルコ程重くはないし恋愛に対してポジティブではないけど、好きな人といれればいっか〜ってなっちゃう女の気持ち、ほんとにわかる)
でもこの前見たこの映画は違った、私は完全に葉子。自分に好意を寄せている男の子を雑に適当に扱う彼女。アア自分はなんて最低なんだと思うけど今の私は完全に葉子なんだ、反省したけど彼女は大切にされない恐怖と戦ってるんだと思う、わかる

そしてこの映画で完全に突き刺さるのはすみれさん、、、、江口のりこ、最高です大好き。マモちゃんの片思いの相手ではあるけど、きっとすみれさんもマモちゃん以外からは都合のいい人間なんだろうな、だからテルコはすみれさんを嫌いになれないんだろうな。本当に最高なんだけど、自分はあの35歳になってはいけない、ガサツは卒業すると誓った。

そして個人的な感情として世田谷線、ダメ。遊び歩いていた当時のことを思い出して苦しくなってしまう。

結果、私には愛がなんだかわからない。
昨日も夜な夜なそんな世田谷線に乗りました。
幸せになりたいっすね



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