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食べれて飲める若い女

職場での飲み会、取引先との接待というのはどうして存在するのだろうか。今日は5、6人で6桁の会計をご馳走になった気がするし、結構な量の贅沢な手土産を持たせてもらった帰り道だけど、なんせ疲れた。疲れた一択。

今日は少し高級なこじんまりとしたイタリアンへ連れて行ってもらった。小さい店だけど、予約でいっぱいの人気店。ヘラヘラと笑いながら上司が食べきれない取り分けられた高いお肉を口へと放り込んで、あんたは飲めるわねと注がれた高いワインで流し込む虚無感と言ったらなんと表現したらいいか本気でわからない。とにかく疲れた。

そもそも食事が好き、食べることが好きな私からすると、ほんとに好きではない人や興味がない人と食べる食事というものは苦痛でしかない。ましてや高くて美味しいものなんかこの人たちと食べるには勿体無いとすら思う。でも私1人の財力ではそんなにポロッとこんな贅沢ができないこともなんか虚しい。

あとやっぱり【食べれて飲める若い女】ってやっぱり相当取引先には可愛がられる。今日も先方の社長に合わせてまだ食べれますとはち切れそうなお腹で言いながらパスタを食べ、苦手な赤ワインだって美味しい美味しいのんだけど、ほんとは私は赤苦手だよ?って思いながら飲んでた。飲めるし気に入られたいから飲みますけどね。そして無事に【食べれて飲める若い女】の称号を手に入れた。

こうモヤモヤした気持ちをただここに綴りたかっただけの夜です。でも店員さんはそんな私を見兼ねてか、どう考えても私にだけワインを注ぐ量を調整してくれていた、酔っ払っていたまわりは気づいてなかったかもしれないけど。ありがとう、空気の読める店員さん、私はあなたに救われ先方の社長をいい気分にさせて、まっすぐな足取りで帰れます、さて明日からも社畜

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