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24年5月第5週の買付銘柄・NTTについて



〇今週の買付銘柄

5月27日(月)~31日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。

【買い増し銘柄】
・NTT×125
・三菱HCC×3
・BTI×1
・ヒューリック×2
・クボタ×1
・ヤクルト×13


〇NTTについて

5月の1株投資を振り返ると、NTTと(新規投資を開始した)ヤクルトをメインに買付しました。NTTについては、160円割れから買付ピッチを少しずつ速め、5月だけで1300株追加投資しています。

以下、NTTの月足チャートです。

NTT月足チャート(SBI証券より引用)

直近高値(192.9円)からは約20%下落(金曜日終値154.3円)。過去10年間を振り返ると、高値から20%以上下落している場面はありますが、今回は下落スピードが若干速いですね。

同社は2021年半ば頃から上昇基調を強め、2年半で約50%株価が上昇していましたから、その分逆回転が起きた時のペースは速いということなのでしょう。

ちなみに、株価の下落要因としては、①今期の業績見通しが嫌気されたこと(前期並を予想していたコンセンサスを大きく下回った)、②需給要因(信用買い残が決算前に急上昇していた)、③同業他社との比較等々、が挙げられるかと思います。

なお、買い残数は引き続き高水準ですが、同社の日々の出来高を見ると過度に懸念する必要はないかもしれません(上値を重くする要因にはなる)。

続いて同社のバリュエーションです。

【NTTバリュエーション】(24.5.1時点)
〇5年PER推移:9.3~11.3~13.0
⇒現在のPER:11.8倍
〇5年PBR推移:0.85~1.37~1.75
⇒現在のPBR:1.32倍
〇5年利回り推移:2.51~3.24~4.42
⇒現在の配当利回り:3.37%

5年平均のバリュエーション推移を基準とすれば、ようやくフェアバリュー(割高でも割安でもない)の水準に来たといったところでしょうか。ただ、同社の配当の安定性を踏まえると、現在の配当利回りは悪くないとも考えています。


さて、月足チャートを見ると、146~147円あたりにサポートラインが引けます。また、今期の最終利益は前期比14%減益見通しとなっており、本決算発表直前の株価が約170円で推移していたことを踏まえると、170円×86%=146.2円が現在の妥当な株価という考えもできるかと思います。更に、今期の1株配当5.2円、配当利回り3.5%(節目の利回り)で株価を計算すると、5.2円÷0.035=148.5円となります。

以上から、同社の一旦の底の目安としては140円台後半くらいかな?と個人的には考えています。

5月下旬以降は株価の下落も落ち着き、150円台前半から半ばのヨコヨコ推移となっています。もっとも、下落トレンドに入った銘柄は、①下落⇒②ヨコヨコ⇒③反発⇒④安値更新を繰り返すことも珍しくありません。現在のNTTやアステラス、ヤクルトがそうですし、一時期の日本たばこ産業(JT)もそうですね。

長期株式投資さんもよく仰っていますが、株価は自分の想定以上に下げ得るものと認識した上で、焦って一気に買わない、自分が納得できる水準なら少しずつ買う、明らかに割安と自分が確信できる時が来たら大きく買うを意識しています。

上述したように、現状の株価水準はフェアバリューに過ぎず、明らかに割安とまでは言えないと思っています。一方で、現状の配当利回りなら悪くない水準(納得できる)とも認識しています。現状の株価水準であれば、当面の目標株数の半分を目途に、少しずつ買付を進めていきます。

なお、主力の中の主力と位置付けるNTTが低迷してくれるのは、個人的には大歓迎です。利回り4%とか来ないかなぁ(^^♪



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