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24年8月第5週(今週の買付銘柄・雑感)



〇今週の買付銘柄(マルハニチロに新規投資)

8月26日(月)~30日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。

【買い増し銘柄】
・三菱UFJ×1
・みずほ×4
・三井物産×1
・丸紅×1
・ブリヂストン×2
・ヤマハ発動機×8
・マルハニチロ×10🆕

今週は水産最大手のマルハニチロ(1333)に新規投資しています。食品株ですが、株主優待は実施していない為、単元には拘らず、様子を見ながらまずは数十株程度投資できればと考えています。

以下、同社について簡単に。

【マルハニチロについて】
◆特徴
水産最大手。調達・流通、海外網など圧倒的
◆バリュエーション
・5年PER推移:6.3~9.3~22.9
⇒現在のPER:6.97倍
・5年PBR推移:0.65~0.83~1.20
⇒現在のPBR:0.7倍
・5年利回り推移:1.35~2.05~3.52
⇒現在の配当利回り:3.28%
※バリュエーション面では食品業界全体および同業他社比で見てもお安いなあという印象
◆配当方針
・安定配当の継続的実施を基本方針(現在の配当政策)
・来年の新中計発表に向けて現在新たな配当政策を議論中
⇒①配当性向30%以上を目指す(直近は20%台)
⇒②今期(25.3期)は100円が下限
⇒③(配当)下限を設定するかを含めた配当方針について新中計で掲げるので期待してほしいと会社側は説明。配当性向30%以上+下限設定が新たな配当方針として示されるか(私見)。
◆配当実績
・05.3期から普通配当は非減配(前身のマルハニチロHD時代含め)
◆株主優待
・なし(22.3期に廃止)


〇雑感

波乱の8月相場が終わりました。

日経平均日足チャート(SBI証券アプリより)
日経平均月足チャート(SBI証券アプリより)

8月の日経平均の終値は3万8,647円。暴落した5日の終値が3万1,458円でしたから、5日を基点にすると3週間で約23%値を戻しています。下落も速けりゃ、戻りも速いですね。月足を見ると、中々お目にかかることができないであろう強烈な下ヒゲを形成しています。

今回の大幅下落は、株式市場の歴史に残る暴落の一つと言って差し支えないと思いますが、一方で、(現時点で)あっという間にリバウンドしたというのもまた事実です。恐怖や混乱は一瞬だったと言えるかもしれません。

本当に苦しいのは、例えば、急騰・急落を繰り返しながら下値を切り下げていく相場、大したリバウンドもなくダラダラと下げ続けるor低迷する相場でしょう(買付した株が軒並み含み損になっていくような感じ)。資産形成期の長期投資家にとっては、そういう低迷相場が長く続けば続くほど将来的な富の源泉となり得るのでしょうが、いざその渦中に自分がいたらどういうメンタル状況となるのか分かりません。自分が汗水垂らして働いたお金がひたすら溶けていくような感覚になるのでしょうか。「そんな相場が来てもひたすら買い続けてやるよ!」みたいな偉そうなことは現時点の私にはとても言えません。こればかりは実際に経験・体感してみないと分からないでしょう。

もっとも、現在私たちは、あのリーマンショックをも乗り越えてきたような諸先輩方の書籍やブログ、Xでの発信から学びや教訓を得ることができる恵まれた環境にいます。そういった方々の発信に耳を傾けることは、いつか訪れるであろう本当に厳しい相場に備える上で役立つことでしょう。また、各種古典的な名著が、優れた投資マインドを形成する助けとなることは言うまでもありません。

確かに8月は歴史に残る暴落だった。しかし、今後の投資人生では、もっと厳しい相場が待っていても何ら不思議ではない。それでも淡々と続けていく為に、あらためて精神的・資金的準備は万全にしておこう。8月中旬以降、そんなことをぼんやりと考えていました。

最後に、昨日8月30日に94歳のお誕生日を迎えられたバフェットさんの「恐怖」に関する名言をご紹介しておきます。年初からのイケイケだった相場および8月2日と5日の瞬間的な暴落を経験した今だからこそ、噛みしめておきたい言葉です。

〇バフェットさんの恐怖に関する名言
『フラッシュ・クラッシュ(瞬間的な暴落)』のような市場の極端な変動が投資家に与えるダメージは、移り気で口うるさい隣人が私の農場への投資にケチをつける程度でしかない。実のところ、市場の暴落は本物の投資家にとって恩恵になることもある。ただし、価格が価値から大きく外れたとき資金が残っていることが条件だ。投資において恐怖の風潮は友であり、熱狂は敵である。

1993年のバフェットさんのお言葉




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