あたしは何度でも顔を変える 第3話【創作大賞2024 漫画原作部門応募作】
第3話
まゆこはラブホテルを出て、家に帰る。
明日にでも警察がやってくるだろう。
まゆこはもう家には戻れないと覚悟し、彼氏にラインで別れを告げる。
まゆこは『とにかく顔を変えなければいけない』と思いながら、夜の街に繰り出す。
手元にあるのは、エミリから奪った10万円。
誰でもいいから顔を奪おうと思い、髪の毛をとれそうな場所を探すが見つからない。
まゆこはしだいに焦る。
朝になる前に……顔を変えて、別人として生きていかなければ。
ホテルのお風呂に髪の毛があることを願い、