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火曜日連載『あらたま流きもの雑記』 6月8日 衣替え、まだやってないのです……

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。そして、火曜日は私がきものに思う事等のエッセイが、水曜日はきもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれミニコーナーとして付いています。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。

 関東はまだ公式には梅雨入りしてないようですけども、陽気は完全に夏!な日が多くなっています。
 単衣、出したい(´;ω;`)ウッ…
 おうちきものだけじゃなく、ちょいとご近所を涼し気きもので歩きたいぃぃぃ(主に日用品の買い出し)。
 ですが現状、個人都合でおうちの中の荷物が夏物を仕舞っている箪笥がある部屋にぎゅうぎゅう詰めで、物理的に箪笥が開けられません。今週末、家族動員して片付けの上、単衣と薄物を一気に出したい……ていうか、出します絶対。

本日ご紹介の一式

 6月は単衣の季節!ということで、おうちきものもより身軽になさってる方、多いのではないでしょうか?
 私も流石に、モノによっては木綿の単衣でも暑いなあという日があるんです。汗取りTシャツと浴衣で充分かな。
 ご挨拶のとこで書きました通り、まだ衣替えやってないので、今日は昨年の一式からご紹介しますね。

 麻の浴衣、カフェエプロン

 この麻の浴衣はそんなに透け感が無くて、遊び着としてもおうちきものとしても、便利に着てしまっています。
 6月中は梅雨の肌寒さを感じることもあるので、中に綿麻の襦袢を着て衿をつけて。7月には浴衣らしく衿なしで着て、お友達とビアガーデンに繰り出したりもしたもんですが、昨年は完全におうちきもののみでした……さて、今年はどうでしょうね?
 オリンピック・パラリンピックがどうなるか分からないし、その後の状況も読めませんしねえ……ワクチンの順番だっていつになるやら?

 私が持ってる単衣や盛夏きものって方向性が極端だし、枚数も無いので、今年は浴衣を一枚増やそうかなと思ってたんです。ちょいとオシャレなお出かけに着ていけるような感じの。
 でも、この分だと、新調してもおうちきもの化して終わっちゃいそうですね。

ブローチで帯留め遊び!

 アクセサリー入れの中で眠ってしまっているブローチを帯留めみたいに飾って遊んでみましょう。
 帯留め変換金具が無くても、ヘアゴムが一本あれば大丈夫。礼服やお茶席ではちょいとできない遊び方をご紹介したいと思います。

今回使うのはこんなブローチ
 見やすいように、真ん中が抜けてるのを選びました。

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三部紐に付けていきますね

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裏から見るとこんな風。針がぱかーっと開くタイプです。

 こういったタイプの場合、ピンを縦向きにして使うと収まりが良いです。真ん中が抜けていてもサマになるでしょう?

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ブローチのデザイン上、ピンを横向きのまま帯留めにするには?
 
帯留め変換金具が無くても、ヘアゴムを使って固定する方法を使って帯留め遊びを楽しむ事ができます。普段着きものだからこそ、安い・早い・簡単なオシャレを楽しんでみませんか?


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 三部紐の下にヘアゴムを置きます。なるべく細めのゴムを使うのがおススメ。

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 こんな風にゴムを絡めます

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 軽く引き締めたゴムをくいッと!軽い力で巻き付けていきます。このゴムは二回ほど巻き付けました。
 巻き付けただけなので、巻き終わりは指でしっかり押さえてくださいね。

 

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 ブローチの針を写真のように差し込みます。ヘアゴムにはぶっ差していません。ゴムとゴムの間に差し込むだけ!

 

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 ブローチ金具を止め終わったところ。この状態ではまだブローチが下を向いてしまっていますので位置を調整します。

 

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 ここが肝!巻き付けたヘアゴムをすすッとずらしていきます(軽い力で巻き付けるのはこの調整のため)。ブローチのピンが三部紐の上辺に乗っかるような格好にします。

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 できあがり!今回はわかりやすいように中が抜けてるブローチを使ったので、前面からヘアゴムが見えてしまっていますがクルミボタンみたいに向こう側が見えないデザインのブローチなら完全にゴムが隠れます。

 巻き付けるだけなので、背面が結び目などでゴロゴロせず、帯の上に比較的平らかに乗っかってくれます。
 弱点は後からの位置調整が難しいことです。
 三部紐のどの位置に帯留めをしたいのか、きちんと決めてから、着付けの前に準備しておくのがおススメです。

いかがでしたか

 写真撮るのと編集するのに手間取って、更新時間がズレ込んでしまいました。ゴメンナサイ。
 図解式でわかりやすく説明するって、ムズカシイネエ!今回は大変に御勉強させていただきました。次回のこういう企画は、わかりやすい構図とか更に工夫したいと思います。


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 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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