摂食障害が辛すぎて心療内科を受診するまで②

母に心療内科を受診したことをうちあけてからなんだか気持ちが少し楽になった気にはなったがやはりつらいことには変わりなかった。
どんどん増えていた体重はなかなか減らないし過食が落ち着いたと思ってもまたぶり返しての繰り返しだった。
初回の診察で処方してもらった抗うつ剤は体に合わず次回の診察ではもう処方しないことになってしまったため代わりに亜鉛を補う薬が処方された。(血液検査の結果亜鉛の数値が低く、それが原因で抑うつ状態になっている疑いがあったから)

でもいくら毎日しっかり亜鉛の薬を飲んでもよくならなった。
もうどうしたらよいのか分からなかった。

このころ大学は夏休みが明けて後期の授業が始まっていた。
前期に比べて忙しくなかなか生活に慣れなかった。
それに加えて太ったことでクラスの人に太ったことを気づかれるのが嫌で人を避けるようになってしまった。それによって孤独感がさらに強くなり悪循環でしかなかった。
だんだん鬱すぎて朝起きても家から出られず大学に行けないことも何度かあった。授業に出られないだけでなく課題も手を付けられず溜まっていく一方だった。

なぜか自分はこういった辛い状況でも母に打ち明けることができずに平然を装ってしまうのだ。そのせいか母は自分がこんなにも荒れていることには気づけないだろうし治療から遠ざかっているだろうなとも感じていた。
どうして母に打ち明けることができないのだろうか。
明確には自分でも分からないが、心配や迷惑をかけたくないという気持ちがあると思う。主治医にこのことを話したら、親なんだから迷惑をかけてしまうなんて思わなくていい、結局親は世話をしたい生き物なんだよとかいろいろ言われたがぜんぜん納得できなかった。

来週また1か月ぶりに心療内科へ行くが希望を感じられない。

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