アルクトゥルスから見たアンタレス

アルクトゥルス(204.14)を牡羊座0度として、そこからアンタレスを夢見しました。

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夢では、高層ビルの上階で、ある女性が少女達を集めてコレクションしていました。私が少女達を逃がしたことに気づくと、女性は少女達を追いかけて、エレベータ―に乗って地上に降りました。すると自分が女であることを意識しだし、ファッションなどが気になり始めました。
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アンタレスはアルクトゥルスから見ると牡牛座16度「神秘を暴露するために虚しい努力をする年を取った男」になります。
牡牛座は資産を守ろうとしますから、ここでは初期には、少女達をコレクションして、大切にしていました。牡牛座は自分の資質を生かすので、少女をコレクションするというのは、自分が女という資質をもっていることを、少女たちに投影する形で、同じものを集めて満足していたとも言えるでしょうか。

しかし16度は、30度の真ん中にあたり、反対側の蠍座の要素が入ってくるので、いままでのように個人の中に閉じこもるのではなく、集団性とか、自分よりも外にあるものに目を向けるようになります。
私が少女達を逃がしてしまったので、女は今まで持っていたものを眺めて生きるのではなく、外に出向くことになったのです。
しかし牡牛座は常に、自分の中から可能性を見つけるサインなので、外に向かうことで、反対に自分の中でまだ発見されていなかった可能性を見つけることになります。
「神秘を暴露するために虚しい努力をする年を取った男」は、今までのものの中には可能性を見いだせず虚しい思いをしますが、外に向かって神秘を暴露しようとすると、結局、牡牛座の望む神秘は自分の中に見つかるのです。

アンタレスは蠍の心臓であり、さまざまな恒星が行き来するステーションのような意味がありますが、また別次元に移動するような意味もあります。
アンタレスは東京駅のような役割では飽き足らず、別の次元や異界に向かって、今までとは違うものを見つけに行こうとします。
夢では高層マンションから地上へという、下の異界に降りるイメージでしたが、別の銀河へ向かうこともあるでしょう。本性は通路とか線路のようなものですから、別銀河へ向かうと、そこで自分の本来の資質を再発見し、結局、別銀河への通路になります。夢では女性が下界に降りると、自分が女であることを再認識して、それを生かして生きようとしていたのでした。

アルクトゥルスから見ると、アンタレスは平凡な扉ではなく、別次元へ繋ぐというのが、特に目立って見えることになります。

私が『横浜の赤い靴神話ー横浜星図ー』を書くきっかけになったのも、アンタレスが関係しています。ある日、横浜のホテルに宿泊している時、アンタレスのマークが浮かび上がりました。横浜はアンタレスと繋がっていて、異人さん(恒星)がアンタレスを通じて次々に降りてきて、別次元へと連れてゆく場所なのです。

マガジン:アルクトゥルス・サイデリアル


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