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恒星に興味が持てない人は上昇型ですか?

上昇型と下降型とは

簡単にいうと、恒星から地球に降りてきた記憶のある人を下降型と言い、
恒星に興味がなく、肉体に重心を置いて、何でも地上な見方をする人を上昇型と言います。(松村潔先生の考え方)

これは犬と猫の違いのように変更できないものではなく、状態の分類と考えたほうが良いです。

勘違いしている人がたまにいて、下降型は下を向いているので地上のことに興味を持っていて、
上昇型はスピリチュアルや星のことに興味があると考えている人がいますが、そうではありません。

下降型の人の中には、記憶はあるけれどまだ恒星に自我を置いていない場合もあり、その時はまず恒星に到達するための上昇を試みます。
下降型の完成形は、H1から創造の光線が始まり、H6の恒星に自我を置き、H96のエーテル界止まりで、エーテル界に足場を置くので、直接的な地上のことに興味を示しません。

上昇型はH768の物質肉体の底から始まり、H12止まりで太陽の支配下に生き、太陽系から外に出ません。上昇型が強い人は物質以外は認めず、スピリチュアルも眉唾と思っていますが、スピリチュアル関係の人でも、上昇型の人は多くいます。

スピリチュアル関係の上昇型

たとえば一般的な占星術は、地球からほかの惑星を見る視点(ジオセントリック)を使っています。地球以外の惑星を扱っていても、結局これは地球視点であり、上昇型です。

惑星探索をする場合も、これは太陽系内の話で、恒星までは飛び出しません。

タロット占いが得意でも、内容が恋愛、仕事、お金、人間関係などの場合は、これも地上的です。

しかし惑星を均等に網羅したり、タロットパスワークをすることは、H24の全惑星意識を獲得することに繋がります。それは重心を上げていくことになり、下降型意識を思い出すための礎になります。

下降型の特徴は?

下降型でも、地球に生まれた時に記憶喪失している人が多く、地上のルールを学んでいるうちに、すっかり上昇型の考えに染まっている人がいます。
それでも子供の頃はまだ覚えていて、降りてきた記憶を持っていることがあります。小さなお子さんがいる人は、喋れるようになったら、生まれてくる前はどこに居たのか聞いてみても良いと思います。「下を覗いたら落ちた」というような、かぐや姫的、或いはアントロポス的な神話原型の記憶を持っている子も多いのではないかと思います。

私の場合は、思春期の頃、家の中にいるのに無性に「家に帰りたい」と思うことが何度もありました。気づくと「家に帰りたい」と口走っていて、また言ってしまった、なぜだろう?と思っていました。

それから、感情があることが恐ろしく、取り返しのつかないことになってしまったと思っていました。生まれてしまったからには、感情があることはどうしようもないという状況が、本当に絶望的に感じていました。
地上的な感情とは、大変粗雑なものです。それを所持する羽目になったということが恐怖でした。

また、社会のルールに馴染めない人が多いのも特徴です。そう言うと、ほとんどの人が自分のことだと思うかもしれません。結局、社会のルールはどの国のどんなものでも、おかしいものなのです。
馴染めないと思いつつも、何とかごまかせるなら良いですが、下降型はかなり目立ってはみ出します。

私ははじめ上昇型だった(下降型の記憶喪失)

上昇型と下降型の特徴を書きましたが、冒頭で述べたように、これは犬猫の違いのように決定事項ではなく、あくまで状態の分類と考えるべきです。
今は上昇型でも、のちに下降型になる可能性もあるのです。
また、一時的に下降型のような気がしたけれど、結局上昇型に戻る人もいます。

私の場合は、前述の遠り下降型の特徴を示していたにもかかわらず、記憶喪失が激しくて、恒星にはまったく興味がありませんでしたし、そもそも占いを蔑んでいました。完全なる上昇型だったのです。

スピリチュアルの道を歩き始めたきっかけのひとつは、なぜデタラメなことに傾倒する人がいるのか、スピリチュアル界の裏側を暴いてやろうという気持ちでした。
初めて目を通した本は、偶然親類の家にあった松村潔先生の『水晶透視ができる本』だったのではないかと思いますが、著者は根拠のないことをなぜ堂々と並べ立てているのかと思いましたし、もちろんすべて目を通すことは出来ませんでした。

その後は結局、当時の知り合い経由で松村潔先生の講座に出るようになるのですが、その時、地上に降りてくる前に仕掛けられていたウェイクアッププログラム(降りてきたことを思い出し、目覚めるためのプログラム)が作動する体験をしました。それから松村先生を通して勉強を続け、何年もかけて、ついに下降型であることを思い出すことになります。

このように、私は大変頑固な記憶喪失だったのです。
私自身のこういう経緯がありますから、コテコテの上昇型の人を見ても、変化する余地を私はいつも想像します。

恒星に興味を持てない悲しみ

私が上昇型から下降型に移行する間の時期には、恒星に興味を持ちたいのに、心から興味を持つことができない期間がありました。故郷の星を知りたいし、H6恒星意識に到達してみたいけれど、単なる憧れ止まりで、本気になれないし楽しくないのです。
この状況は自分自身を傷つけます。自分はここ止まりなのかと打ちのめされるからです。

私はこの悲しさをよく知っています。ですから同じ状況にある人たちの、内心の悲しみ、もがき、諦め、無力感、見て見ないふりをする心の不健康さなど、すべて分かります。ここから脱するには、1つ1つ取り組んで成長していくしかありません。
私はこのような人たちの助けになることを、これから継続的にしていきます。

下降型の記憶を思い出すためには

恒星に興味を持てるようになるには、全体性の獲得が必要なので、四元素のバランスを整えたり、全惑星意識の獲得が必要です。
このように言うと、自分はまだまだだと考えて、ずっと惑星に取り組み、結局ジオセントリック視点から出ようとしない人が必ずいます。
ジオセントリックはH48の惑星意識であり、これは集中力がゆるい傾向にありますから、そのままでは達成するのに長い時間を要します。

ですからいっそのことヘリオセントリックでの惑星の獲得を目指すと良いと思います。そこで集中力も養うと良いでしょう。
ジオセントリックの出生図に慣れ親しんだ人ほど、その視点から離れようとせず、かなり手ごわいと感じます。ジオセントリックでアイデンティティを確立してきたので、手放すことができないのです。本当のあなたはそこにはありません。

その他、集合魂に広がる練習、タロットパスワーク、サビアンシンボルの網羅、サマタ瞑想、恒星探索など、全体性を取り戻すことに繋がるワークをしていく必要があります。そして象徴を理解する力をつけましょう。

個人の人格に閉じこもったままでは、下降型の意識は取り戻せません。
言い換えると、今の自分のままで思い出すことは不可能です。必ず壊れる必要があり、変質していく過程で思い出します。


◎オンライン恒星探索 8つの恒星を比較する ※アーカイブあり
2024年6月<全4回>

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