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月から、太陽の円周上にある金星へ(17星のパス)

17星のパスの位置には、複数の道がある

フラワーオブライフと、その中の複数の生命の樹について考えた場合、17星のパスひとつにしても、複数の道がある。
たとえば、マルクトを円周に持つ月(月の円の中心点である月)から、月の円周上にある金星へのパス。
同じく、月の円の中心点である月から、こんどは太陽の円周上にある金星へのパス。
次に、太陽の円周上にある月から、同じく太陽の円周上にある金星へのパス。
そして、太陽の円周上にある月から、月の円周上にある金星へのパス。

また、これらすべての反対パターンとして、金星から月への流れもある。
そのほかにも、金星を中心にした円や、金星の下にある地点(Dマルクト)を中心にした円を考慮すると、17星の位置には、実は多くの道があることがわかる。

今回は、マルクトを円周に持つ月(月の円の中心点である月)から、太陽の円周上にある金星へのパスを夢見した。

熱血英語教師の夢

夢では、私は生徒であるにもかかわらず、修行僧の英語のテストの添削と、アドバイスを書かなければならなかった。がんばって書いたが、心もとなかったので、ある英語教師に助言を求めに行った。
その英語教師からすると、私のアドバイスは良くないらしく、強烈にダメ出しされる。この英語教師は、日本の英語の教え方に疑問を持っていて、改革を推し進めている人。私のアドバイスは、日本の悪い教え方そのものだと言われた。

頭ごなしに否定されたので、私はつい言い訳をして、私はまだ生徒なのだとか、私の担任は同じような教え方をしているなどと言ったが、まったく取り合ってもらえない。ついに追い返されそうになったので、最後にまっすぐ教師の顔を見て、「私も変わりたい」と言ったら、この英語教師のゼミに受け入れてもらえることになった。
英語教師は豆乳バナナを作って飲ませてくれて、「逃げ出さずに変えてゆこう」と言った。

仕事や家庭や身体は、物質界での悪しき習慣

言うまでもなく、この夢では生徒の私が月で、改革したい英語教師が金星だ。マルクトを円周に持つ月は、太陽の円よりも物質界寄りなので、物質界における慣習とかやり方に縛られていて抜け出せない。それが夢では「日本の悪い教えかた」という表現になっている。
夢の中の私はそこから抜け出そうとする気持ちはあるが、いざ熱血教師に直面すると、悪しき慣習にどっぷり浸かっていた自分を捨てきれず、正当化するために言い訳を並べ始める。

このようなパターンは、精神世界の修行をしたい人の中にも、多く見受けられる。仕事や家庭の都合とか、身体の不調などを言い訳にする。マルクトを円周に持つ月からすれば、これは仕方のないことであり、負わなければならない責任だと思ったりもする。しかし、太陽の円の金星からすると、逃げでしかない。

壁を越えようとするとき、障害は誰にでも必ず100パーセントやってくる。そのたびにすごすごと引き返すなら、一生、月の円から出られない。仕事や家庭や身体とは、物質界での悪しき習慣とも言える。熱血教師は、これを言い訳にするものは受け入れない。

太陽の円周上の金星は鎌を持っている

私が変わりたいと言うと、熱血教師は私を受け入れた。そして豆乳バナナを作ってくれたのだが、そのとき夢の中で、バナナまるごと1本のビジョンが浮かんだ。これは、バナナの曲線に注目するという意味だ。私はバナナというと、円の一部を切り取ったものと考えることにしている。月と金星のあいだを曲線の一部で繋いでいるのは、太陽の円である。
悪しき習慣を持つ月から、太陽の円の金星に渡りをつけるということは、いずれ月も、太陽の円周に移動することでもある。

また、太陽と金星の間のパスには、13死神のカードが当てはめられている。これは地上のものを刈ることで太陽に到達するという意味。カードの絵柄では、死神の鎌の刃も曲線で描かれるので、バナナはこの鎌のことでもあると考えられる。13死神のパスと、17星のパスは、金星から見て、上下の鏡像関係なのだ。太陽の円周上にある金星は、太陽の命令により、鎌を振り回して、月の習慣を刈り取る。
太陽の円周上の金星は、月から見るとやさしくなどない。しかし刈り取ることや改革に熱心で、そういう意味ではキラキラ輝いているかもしれない。
「逃げ出さずに変えてゆこう」と言いながら、月の悪しき習慣に鎌を振り下ろす。

13死神

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