【保存版】コロナ禍で帰国した際の準備、手続きまとめ
初めに申し上げますが、これは僕自身の『コロナ禍で帰国した時に収集、経験した内容』を元にまとめており、決して全ての出国時期、出国先を網羅したものではありません。参考にしていただきたいですが、確実な情報であるという保証はできかねます。
ただ、もし似たような境遇で帰国する際に体験者の情報がうまく得られず困っている方がいたらと思い、ここにまとめさせていただきます。
入国のために必要なものや隔離期間等、きちんと事前に各国日本大使館の情報を調べることをオススメいたします。
簡易版を見たい方はこちらのツイートに一連の流れをリアルタイムでまとめていますので、こちらもご参考にしてください。
簡単に僕の帰国した際の状況を整理しておきます。
帰国者…27歳男性、1人
出国地…フランス🇫🇷
出国日時…2021年4月3日(土)
帰国目的…完全帰国
航空会社…AirFrance
到着場所…成田空港
①出国前準備
必要な情報は全て各国の日本大使館のホームページ上に記載されています。例えば僕の場合だとフランス大使館ですね。
チェックする項目は大きく2つ。
1.出入国に必要な書類整理
2.日本入国後の動き確認
僕が実際に用意したのは以下の通りです。
●陰性証明書
●誓約書
●質問表
●各種アプリインストール
●陰性証明書
出国する飛行機の時間の72時間以内に取得する必要があります。フランス全国に検査場が点在しているので困りはしませんが、場所によっては予約なしで行くと「今は空いてません」と言われることもあるので事前に電話予約しておいたほうが吉です。その時に『日本帰国用だ』と伝えればもっとスムーズかもです。
検査後、専用のサイトにログインして検査結果のPDFを取得できます。PDFのままでも問題ありませんが(後述)印刷できるなら紙で用意しておきましょう。
ちなみに、『書類内容に不備があり、入国を断られる場合もある』という恐ろしい案内が大使館から届いて慄いたのですが、僕の調査によると(10名ほど)【英語で書かれている】【"negative" "non detected" "undetected"の記載がある】【検査日時と病院名が明記されている】だけあればひとまず問題なさそうです。僕は陰性証明書にパスポート番号が書かれてありませんでしたが問題ありませんでした。
●誓約書
(入国時の様子です)
大使館のサイトからPDFを取得できます。こちらも事前に用意しておいたほうがスムーズですが、成田空港でも原本を受け取って記入する時間はありました。
主に入国後「私はちゃんと自主隔離をします。そのためにこれらのアプリ(後述)のインストールをし、ルールを守って感染拡大予防に努めます。」という旨の宣誓って感じです。
●質問表
出国時点では必要ありませんが、回答後に受け取るQRコードが入国してすぐに必要になるので、事前に用意しておきましょう。
サイトに入って質問にぽちぽち答えていきます。
出国2,3日前の時点で全て回答できる質問だと思いますので、僕は陰性証明書を取得した日に回答して準備しました。
実際に使うのは上のツイートの画像のQRコードだけなので、僕はスクリーンショットして保存しておきました。
●各種アプリインストール
これに関しては慌てなくても問題ないと思います。入国後、様々な検査工程のある中で「アプリ確認」の時間を設けていますので、係の人に聞きながら対応すれば問題ないです。(iPhone用/Android用)
ただ、僕は事前に全て済ませておいたので10秒で終わりました。間違いなく楽なので全部出国前にやってしまうことをオススメします。
各種アプリのQRコードとリンクを下においておくのでご活用ください。
3.Googlemapの位置情報設定(基本的に対応済のものが多いはずです)
これらが準備できれば基本的に問題はありません。
もしかしたら出国のチェックイン時に「日本入国のための書類やアプリの準備はお済みですか?」と聞かれることがあるので、なるべくすぐ出せるカバンに入れておいたほうがいいと思います。
2.入国後の流れ確認
入国後は「どこから出国して日本に来たか」によって状況が変化します。
詳しくはこちらのサイトで常に情報が更新されているのですが、今日現在(2021年4月10日)は、僕が住んでいたフランスからの入国者は入国翌日から3日間の待機要請が義務となっています。
他の国に関してはこのような感じです。(PDF)
ということで現在(2021年4月10日)は、隔離の種類として大半の方が
・強制隔離3日間+自主隔離2週間
・自主隔離2週間のみ
のどちらかとなるでしょう。
それに伴い、事前に準備が必要となるのが『空港から滞在先までの移動手段』と『自主隔離期間の滞在場所』です。
ちなみに僕は鹿児島出身で、東京で滞在するメリットがなかったのでどこか地方に戻ろうかとも思いましたが、それは不可能なようです。
入国後”全ての”交通機関が使えないので、飛行機移動もその例外ではなく、成田空港に到着する場合関東圏の車で行ける距離で泊まる場所を探すしかないそうです。
また、最初の『強制隔離3日間』の日程の数えかたも注意してください。
例えば僕の場合…
4月4日朝 成田到着、隔離施設移動(0日目)
4月5日 隔離1日目
4月6日 隔離2日目
4月7日 隔離最終日(夕方に開放)
となりました。実際に隔離施設には都合4日間いたことになりますが、日本到着の翌日を1日目とします。最終日は丸々一日高速ではなく、夕方に空港に戻って解放されますので『空港から滞在先までの移動手段』の予約をする際には十分気をつけてください!(後述)
②日本到着時の空港
日本に到着してからの動きです。当然すんなり入国させてもらえるわけもなく、色々な手続きを大体4~5時間くらい行いました。
全体的な流れはこんな感じです。
1. 検査の順番待ち&書類確認
2.陰性証明書提出
3.唾液検査
4.アプリ導入手続き
5.書類提出
6.唾液検査の結果待ち
7.帰宅 or 隔離施設移動
そんなに大変ではないですが、流れを知っていると不安も少ないので紹介します。
1. 検査の順番待ち&書類確認
入国した方は順次案内され、検査前の待機をしました。この時に、係の方が一人ひとりに書類の不備がないか確認してくださいます。
また、この時に受け取る髪も数枚あるので、それを記入します。これらの紙は空港内ですぐに提出するものが大半です。ちなみにボールペンは配られた記憶がないので、一本持参していったほうが都合がいいと思います。
2.陰性証明書提出
最初に陰性証明書を提出します。当然「提出」なので紙で用紙すべきなのですが『PDFでも大丈夫』と言われたのでiPadを見せました。
問題なくチェックしてもらったのですが、「電子証明の方は後ほどこちらのメアド宛に画像を送信してください」と言われたので、忘れずに送る必要があります
3.唾液検査
撮影はできませんでしたが、きちんと説明も書かれていたので指示通りにこなします。この時僕は異様に喉がカラッカラで全然唾液が出ずに苦労しました。
4.アプリ導入手続き
その後はアプリインストールの確認です。全部見やすいように一箇所のフォルダにまとめてたので、本当に秒で終わりました。
ちなみに操作がわからない方のために『インストールがお済みでないかたはこちら』、スマホを持っていない方のために『スマホレンタルはこちら』という工程もありました。
5.書類提出
元々作成しておいた誓約書や質問票、空港内でもらった書類を言われた順番に提出していきます。単純かつ面倒で、めっちゃ歩かされたのを覚えています…
6.唾液検査の結果待ち
全ての提出が終わると、検査の結果が出るまで待ちます。大体40分くらい待ったと思いますね。無事に検査が完了し、陰性が証明されたら入国時の陰性証明をゲットします。
これで手続きは完了。
7.帰宅 or 隔離施設移動
③隔離期間
3日間の強制隔離中
書き忘れていましたが、この3日間の隔離の費用は国が負担してくれます。1日3食付き。ホテルもしっかりとした場所でした。
この隔離期間中は、大抵のことが「できない」ことになっていますが、状況に応じては対応可能らしいです。要相談ですね。
毎朝1回、体温測定と自分の健康状態を入力するサイトへの報告が必須となっています。忘れないようにアナウンスを流してくれるので問題はないと思いますが注意が必要です。
そして最終日の朝に再び唾液検査があります。
この結果が午後1時頃までに報告され、無事に陰性であれば晴れて解放。2週間の自主隔離期間へと移ります。
ちなみにこの後の移動なのですが、僕の場合は成田空港へのシャトルバスを申し込むことができました。もちろん無料。
時間指定が『16:00』『18:00』『翌日10:00』と選べます(翌日を選択できるのは、検査に不備があった人だけだった気がします。)
2021年4月10日現在…現在は2週間の自主隔離中です。この期間のまとめは無事に2週間終わった後に追記します
ざっくりとしたまとめでしたが、全体的な流れはこんな感じとなりました。全くこれと同じになるかどうかは出国場所や入国時期によって変わりますが、そこまで心配する必要はないのかなとも思っています。
もし何か日本入国に際して不安なことや相談事がありましたらぜひ僕のツイッター(@Poly_Somme)にDMしていただければと思います。自分の経験場で答えられることがあればお答えします!
文章苦手ながら頑張りました!