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4月1日 イベントレポート


新年度に入り、『令和』という新年号が発表された本日。

仲良くさせていただいている六本木の会員制バー「Plateau」にてワインと日本酒のイベントを開催しました。

今回のイベントのテーマは『自分の好きな味を見つける』というもの。ワインや日本酒など色々な種類がありすぎて、結局何を選べばいいか分からない…と感じてしまうときに紹介してあげるイベントです!

…と銘打ってるんですが、えー。結論から言いますと。

お酒をめっちゃたくさん準備してしまったせいで全然説明ができませんでした。

ということでnoteで補足します。ワインを選ぶときのポイント、是非参考にしてみてください!

ワインの選ぶポイントは大きく2種類

今回選んだワインのテーマは『特徴を掴みやすいキャッチーなワイン』。

専門用語などの小難しいことはとりあえず抜きにして、「直感的にどういったタイプのワインが好きか」というものを皆さまに楽しんでいただきました。

その特徴ってなんじゃらほい?と言われると

大きくこのふたつです。

細かいことを言うと色々あるんですが、ワインのタイプは

◆どのブドウ品種か
◆どの国で作られたか

でほとんど説明できちゃうんですよね。なので、ワインに詳しくなりたい!という方はこういった大きい特徴から勉強するのがオススメです!


①生産国の特徴って

ワインは作られた国によって大体の違いが分かれています。一番分かりやすいのは『作られている国が寒い場所か暑い場所か』というポイント

ちょっと寒そうな地域で作られているとワインも寒い感じ=スッキリとした味になるし、逆に暖かい国で作られているとワインもあったかい感じ=濃厚な味になります。

また、『その国の有名な食べ物は何か』ということを考えてあげるのもアリかもしれません。ワインは食文化と深い関わりを持ちながら成長してきました。簡単に言うと、その国の美味しい料理をもっと楽しむためにワインの味も作られているんです。

例えば”アルゼンチン”の赤ワインを想像する時に、”アルゼンチン”料理を考えてみると一番有名なものは【牛肉のステーキ】です。柔らかさを求める日本の牛肉とは違い、塩コショウだけでシンプルに味付けをした豪快な網焼きをしたものが特徴的です。そんなお肉に合わせたい赤ワインはなんだろう…と考えると、味も濃厚なほうがなんだか美味しそう…?ということでアルゼンチンのワインは濃厚な『マルベック』というブドウ品種を使ったワインが有名です。

例外はいくらでもありますが、全体的には

その国のイメージ=ワインの味のイメージ

が成り立つと考えて問題ないです。

『アメリカはおおらか…?なら味も大味な感じ…?』
『スペインは情熱的…ワインの味はちょっと濃いのかも…?』
『ドイツ…涼しそう…ということは味もすっきりとした印象?』

というくらいの認識で。違ったら「へー!ここの国のイメージとは違うこんなワインもあるんだ!」みたいに楽しんでもらえたら嬉しいです。

②ブドウ品種の特徴って

ワインに使われるブドウの品種で味の方向性もだいたい決まってきます。

そして…基本的に『専門用語を使わずにワインを楽しんでほしい』と思う僕でも、このブドウ品種の名前はどうしても覚えてもらう必要があります。覚える、とまではいかなくとも『あ〜、なんとなく聞いたことあるな〜』が増えるとワインを選ぶ楽しみがグンと広がります!

ということで簡単にブドウの品種もご紹介!

◆◆赤ワイン用ブドウ品種

【二大品種】
カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)
ピノ・ノワール(Pinot Noir)

世界で最も有名!といえばこのふたつ。名前が長くていやらしいですが、このふたつは間違いなく覚えておいて損はない名前です。

というのも、この品種を使うことがめちゃくちゃ多いから。世界的に有名で高級なワインは、このどちらかを使ってることが多いです。

【追加で抑えたい品種】
メルロー(Merlot)
マルベック(Malbec)
シラーズ(Shiraz)

他にもたくさんのブドウ品種がある中で、この3つを選んだ理由は『値段が安くても美味しいものが比較的多い印象』だからです。

なんとなく飲みたいな?たまにはちょっと新しい味に挑戦してみようかな?と思ったらこの子達を思い出してあげてください。

◆◆白ワイン用ブドウ品種

【二大品種】
ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)
シャルドネ(Chardonnay)

赤ワイン用ブドウと同様に、まず抑えておきたい2品種です。赤ワインほど『超高級!』が少ない白ワインですが、とにかくメジャーすぎて世界中で人気のブドウ品種です。

【追加で抑えたい品種】
リースリング(Riesling)
ヴィオニエ(Viogner)
甲州(Koshu)

これらもまた、お酒を飲み慣れない方には聞き慣れない単語が並んでいますが個人的に「美味しいもの多いなぁ」と感じる3品種です。

リースリングはドイツ、甲州は日本で有名なブドウ品種。ちょっと今日はサクッと飲みたいな…っていうときはこの辺りのブドウ品種を選ぶことも多いです。

ワインリストは『名前を見て、味を推測』

僕らみたいにワインを扱っている仕事の人間でも、飲んだことないワインは流石にどんな味が知ることはできません。

ましてや、知らないレストランのワインリストをズラッと見ても、「これは間違いなく有名なワインだよ!」というもの以外は、はっきり言うと知らないワインなんて結構あります。

そういう時にどうやって選んでいるかというと、補足情報から推測してるんです。

『あ、これはアメリカかぁ〜じゃあこんな感じのワイン?』
『ブドウはピノ・ノワールならこういうタイプの味かな?』

みたいな感じで。最初は、どんな偉大なソムリエさんもそこからスタートしました。少しずつ色々なワインを飲むにつれて、自分の中で「味の方程式」が出来上がってくるんです。

まずワインリストをみた時には『国と品種』をチェックすることで、自分の飲みたいタイプのワインを考えてみましょう!もちろん、予算と相談しつつ笑

『ワインといえば』の人になりたい

ワインを紹介する時に、どうしても専門用語を絡めた紹介になってしまいがちなんです…そのほうが説明する側は圧倒的に楽なので。

しかも、レストランでいちいち細かく紹介することもありません。質問をいただいたらもちろん回答しますが、基本的には『ワインについて、ある程度知っているという前提でお話を進めさせていただきます』というお店も少なくありません。

でも、いきなり勉強からスタートするのは非常に面白くない。たかがお酒です。楽しんでなんぼです。

なのでまず僕は、「ワインの楽しさ」を伝えたいと思っています。

詳しいことはわからないけど、なんか味が違う。
よく知らないけど、自分はこっちの味が好き。
高いワインと安いワイン、判断するの難しいね。

などなど。直感型エンターテインメントを構築しつつ、少しずつワインファンが増えてくれるといいな、と若輩者ながら考えております。

今回のイベントを経験した上でもさらに『コレはもっとこうしていきたい!』といアイデアがどんどん浮かんできました。

『ワインを楽しみ、楽しませるワインソムリエ』

みなさんに、「ワインといえばティモシーだよね!」と言ってもらえるようになるその日まで、邁進していきます。

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ティモシー(@Poly_Somme)






文章苦手ながら頑張りました!