2021年度 東京学芸大学 A類保健体育選修、B類保健体育専攻、 E類教育支援専攻生涯スポーツコース 推薦入試 小論文 模範解答

問1
運動会や体育祭を行う意義は、児童・生徒が練習や運営などにおいて他者と協働する体験を得ることによって、教科学習のみでは得ることのできない主体性や協調性を育むことができる点にあると考える。というのも、総じて運動会や体育祭などの学校行事は、生徒が主体的に取り組み、児童・生徒どうしが協力することによってはじめて成立するものであると考えるからだ。また、運動会や体育祭の課題としては、運動会や体育祭は当日のみならず、相応の準備期間を必要とし、開催のために多くの時間を費やさなければならない点が挙げられる。なぜなら、開催のために多くの時間を費やすことに対して、他の教科や本来的に体育で扱う領域の学習時間を圧迫することが危惧されるからだ。また、運動会や体育祭は、運動やスポーツが得意な児童・生徒が活躍する場となりがちであり、運動やスポーツを嫌う生徒を生み出しうる点も課題だといえる。(384字)

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