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2021年度 下関市立大学 前期日程(全学科共通 小論文「論述(図表理解)」 模範解答

設問1
図1と図2から、1987年から2015年までのひとり一日あたり平均移動回数と外出率の減少傾向が明らかである。とくに休日の外出率の低下傾向が顕著である。一度でも外出した人のみの平均移動回数の減少は激しくなく、とくに休日の移動回数は平日のそれを上回っていることを考えると、休日の外出率の低下が全員の平均移動回数の減少に影響していると考えられる。図3からは高齢者の外出率が他の年代に比べ低いこと、高齢者の外出率が上昇傾向にあるのにたいして、若年層のそれが低下傾向にあることがわかる。これらから、社会の高齢化と若者の巣ごもり傾向が、日本全体の外出率の低下と移動回数の減少の要因となっていると考えられる。(297字)

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