2020 鳥取大学 地域学部 地域学科 地域創造コース 前期日程 小論文 模範解答

問一:
小樽雪あかりの路には、地域のネットワークを再生させる役割がある。このイベントでは、地域の人々が企画運営の中心を担うことで、そこがハブになって新しいネットワークができる。運営における交流が図られ、暗黙の裡に組織ができていく。ここには、経済効果だけでは測れない、一体感や住民意識の醸成がある。また、このイベントは、参加の仕方も多様であり、ボトムアップ型である。したがって、イベントによって形成される社会関係も緩やかなものになる。旧来からある商工会議所などでの議論に加えて、SNS上の議論なども通じて共同作業がなされる。こうした顔の見える関係の再構築は、社会問題に対して、中間組織的な役割を果たしている。(297字)
 

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