2019 横浜市立大学 医学部 看護学科 小論文 模範解答

〔I〕
(1)夫は自分の病が重く、もはや助かる見込みのないことを自覚しており、家族ややり残した仕事のことが気がかりだが、日記を毎日つけていることに象徴されるように、残りの日々をできるだけ取り乱さずに過ごしていこうと考えている。育子は、夫の生前は進行する病状に心を痛めていたが、のちに読んだ日記の内容や文字の乱れから夫が抱えていた孤独を理解し、もっと寄り添うべきだったと自責の念に駆られている。(189字)

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